![]() ![]() ![]() ![]() オリンピック関連のドメインネームをめぐる訴訟が多発この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20000713/4.html
著者:Brian McWilliams
海外internet.com発の記事
これはまさに訴訟のオリンピックだ。1,800のウェブドメインの保有者が、3つのオリン
ピック団体からドメインの所有権をめぐるサイバースクワッティングで訴えられている。
US Olympic Committee (USOC)、The International Olympic Committee (IOC)、および Salt Lake Organizing Committee for the Olympic Winter Games of 2002 が提訴した。これはこれまで最大のサイバースクワッティング事件と 思われる。バージニア州で先月提訴された訴状によると、原告は「Olympic」の用語を持 つほぼ2,000ドメインの登録者にそれを強制的に USOC と IOC に返すよう法廷に訴えた。 InterNIC の記録をチェックすれば、Olympic という用語を含んでいる何万ものドメイン があるのはすぐにわかる。そして、そのほとんどが IOC などが登録したものではない。 原告側を代理する法律事務所 Silverberg, Goldman & Bikoff の James Bikoff 氏によれば、この訴訟 は、最もひどい権利侵害者を相手にしているという。 Bikoff 氏によれば、Olympic and Amateur Sports Act (オリンピックとアマチュアスポーツ法) は、ビジネスに Olympic のマークの使用することに関して、米国では USOC に独占的な権利を与えた。こ の法規には若干の例外がある。例えば Olympic.com は、PPG Architectural Finishes に 所有されており、その商標は法律によって保護されている。 Olympic 訴訟で訴えられたドメインの中のいくつかは、同名のウェブポータルを管理する アバディーンの企業 Planet Scotland によって所有されている。同社の Terance Taylor 会長によれば、Olympic という用語を含む57のドメインを登録した。少し例を挙げれば、 Olympic-Baseball.com、olympic-biking.com、および olympic-running.com などであ る。 Taylor 会長は Planet Scotland がサ イバースクワッテングであることを否定した。そして、同社が1,500以上のドメインを登 録したにもかかわらず、同社はそのうちのどれ一つとして売らなかった点を挙げた。 Taylor 会長によれば、同社はゲームに関するニュースと情報を伝えるサイトのネットワークを構築するために、Olympic ドメ インを登録したという。そして Planet Scotland は、単にオリンピックのオーガナイ ザーによってつくられる情報のすきまを満たしているにすぎないという。 1,800人の被告が世界中に分散しており、そのいくつかに対するドメイン記録は不完全で あるので、原告は「対物」訴訟を起こしている。ドメイン保有者を告訴するというよりは むしろ、オリンピック組織者の弁護士がドメインに対する訴訟を起こしているのである。 したがって、国際司法上問題になる司法権について心配する必要はない。 Domain Name Rights Coalition の Mikki Barry 社長によれば、同じ戦略は昨年 Porsche Cars of North America に採用され成功をおさめたという。その有名な商標をサイバース クワッテングしているとして、138のドメイン保有者に対して提訴したという例である。 本件とは別に、Olympic の商標を含んでいる2つのドメイン名に関する係争が、昨年 ICANN によって定められた Uniform Domain Resolution Policy の下で現在調停中だ。 USOC が、Olympiconlinestore.com と usaolympiconlinestore.com を登録したワシント ン州シアトルの Ron Ritoch 氏に対して訴えを起こした後、両社は5月に調停手続きに 入った。また同じ5月に、WIPO パネルは、Syed Hussain 氏がドメイン usolympicstore.com を悪意で登録したと認定し、それを USOC へ移すよう命令した。
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