[IW2000]Media in the New Digital Age:CNN.Inc -(1)
Internet World Japan 2000Internet Key Players Forum 「Media in the New Digital Age」 講演者:Tuner International Asia Pacific Ltd.(CNN Inc.) Executive Durectir Robert Gilby 本日は、国際ニュースをリードするブランドであるCNNが、どのようにして、時々刻々と変化し、 増え続けるデジタルワールドに適応しているのかということについてお話したいと思います。 ニューデジタルメディアとプラットフォームの急激な増加によって、 我々は世界中の人々に魅力的なニュースや情報を届けることができるようになりました。日本でもきっと、 デジタルメディアやプラットフォームが数多く出現し、 その組み合わせによって他のどの国よりも多くの変化が起っていることでしょう。 ◆CNNの歴史 このニューデジタルワールドについて考える前に、それを産み出す土台となった、 オールドワールドについて少し見ていきたいと思います。 1980年6月。CNNの創業者テッド・ターナーがそれまでにない野望に満ちたテレビ放送を始めたことで、 アメリカのテレビ業界は、大変革の嵐につつまれました。CNNは放送ジャーナリズムの性質を変え、 そしてその新しいニュースを世界中に届けたのです。 1980年CNNはたった一つのネットワークしか持たず、放送もアメリカ国内のみ、 視聴世帯も170万にすぎませんでした。しかし、20年たった今、CNNニュースグループは、 14のケーブルと衛星のネットワーク、15のWebサイト、2つのラジオネットワーク、 27のモバイルネットワークを持つにいたりました。このネットワークにより、 世界中で10億もの人々にサービスを届けることができるようになったのです。 創業者テッド・ターナーは、次のように語っています。 「我々は6月1日に放送を開始した。そして、世界が終るまでそれを止めない。 それをライブで中継するんだ。」 CNNは創業以来、常に早く、正確で、公平なニュースを世界中に届けてきました。世界に広がる39の支局と、 4000人以上のジャーナリスト、7つのスタジオ、そして850の放送提携先が、 1日24時間それぞれのネットワークを通じて、ニュースとサービスを供給しています。 1985年テッド・ターナーはCNNインターナショナルを立ち上げ、 世界中のホテルや家庭にニュースを届ける試みを開始しました。 現在では世界で1億5100万世帯以上に届いています。 CNNの歴史において、もっとも大きな変革は1997年、CNNインターナショナルが、 それまで世界同一だった放送スケジュールを4つに分割し、ヨーロッパやアジアなど、 それぞれの地域に合ったニュースを流せるようになったことでした。さらに今年、 より細かく地域を分割したチャンネルとして、サウスアジアのチャンネルが登場しました。 ◆デジタル時代に生き残っていくために さて、皆さんは、 インターネットワールドとCNNと一体どんな関係があるのかって思っていらっしゃいませんか?実は、 インターネットやそれをとりまくデジタルテクノロジーは、 テレビ放送やメディアに根本的なところから大きな影響を与えているのです。 ポジティブな見方をすれば、デジタル放送技術によって、テレビは、インターネット、 ケーブルモデムやデジタルDTH、電話回線などを通じて様々なところへ流れていくようになりました。 違った見方をすれば、垣根が低くなったことにより、 ニュース・情報産業に新たな競合が生まれたとも言えます。 このような状況の中で、生き残っていくにはどうしたらいいのか。それは顧客に対して、 他では絶対に得ることができないサービスを提供していくことです。しかも、そのサービスはユニークで、 ブランド的価値があるもの、家庭でも職場でも人々を楽しませ、啓発するものでなくてはならないのです。 そして、さらにこのようなニュースプログラムは、個人個人にリーチするような、 魅力的なニュースをプロデュースしなければならない。なぜなら、ユーザーというのは、 それぞれが情報や商品、サービスに対して、それぞれ異なった嗜好を持っているからなのです。 そのようなわけで、今までの我々の古いビジネスモデル、言葉や写真、 音楽などのコンテンツをただ一方通行に販売するというビジネスモデルは、 デジタルの世界には適応しません。 ◆CNNのインターネット展開 さて、ではCNNは、 インターネットやデジタルプラットフォームにどのようなアプローチを行ってきたのでしょうか。 1995年CNNはウェブサイト、CNN.comを立ち上げました。これは、 世界に広がるニュースプロバイダとしては初めての試みでした。以来、5年が経ち、 現在ではWebサイト数は合計15に、使用している言語は9つに、 また、インプレッションは昨年1年間で60億以上に達しています。 メインサイトであるCNN.comは、テレビネットワークと同じように、世界の速報ニュース、ビジネスニュース、 経済ニュースなどをカバーしています。それに加えて、Webサイトの特徴を活かし、コンピュータ、法律関係、 食べ物、テクノロジー、など多くのセクションを設けています。 情報は、テキスト形式、オーディオ、ビデオ形式でダウンロードされています。 CNN.comの他にも、ファイナンシャルニュースだけをカバーしたCNN.fnや、スポーツのCNN.siがあります。 最近の調査では、CNNサイト全体の1日あたりのページインプレッションは、1億5000を記録しました。これは、 アメリカ大統領選挙の行われた11月8日のことです。オンライン人口の増加、より深く掘り下げた記事、 そして今回のアメリカ大統領戦のような注目度の高いニュースが、 より高いトラフィックを作り出す要素となっています。 ◆CNN.comの地域展開 各国の顧客へ、より良いアクセスを目指し、主にヨーロッパで地域別のサイトを作り、また、 2001年2月には、アジア向けの新しいサイトが誕生します。このような動きは、 市場的な需要の高い各国語サイトを拡大していこうというコンセプトの元で行われています。 私たちのもっとも重要な各国語サイトの一つに、CNN.co.jpがあります。CNNのサイトを制作、 運営する組織であるCNNインタラクティブは、今年4月にCNN.co.jpをスタートさせました。このサイトは、 CNNの世界ネットワークを利用し、また、国内ニュースについては一部asahi.comの協力を得て、 日本のネットユーザーへ、アジア地区や日本、そして世界のニュースを届けています。CNN.co.jpは東京と、 CNN本部のあるアトランタに駐在するCNNインタラクティブのスタッフの手により、制作されています。 私達は、アジアで最初の現地語サイトを作るにあたり、日本を選びました。なぜなら、 日本のユーザーがCNN.comの日本語版に対して、 非常に強い関心を寄せているということに大きな自信を持っていたからです。 また、現在CNNモバイルのパートナーは世界で27あり、それを通じて6000万人の人に情報を提供しています。 そして我々は、今年7月にコンテンツに関してNTTドコモと提携し、 iモードの公式サイトとしてCNNニュースの配信を始めました。これは、 CNNモバイルが英語以外の言語でサービスを行う第一号となりました。CNNiモードでは、英語はCNN.comから、 日本語は、CNN.co.jpからのコンテンツを利用しています。 NTTドコモとのパートナーシップによるこのサービスは、我々のグローバル戦略の一環であり、いつでも、 どこにいても、もっとも便利な方法で、 質の高いCNNのコンテンツをユーザーに届けることができるようになりました。 関連記事 最新トップニュース
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