Blue Storm 作戦発動IBM Corp. (NYSE:IBM) は21日、新たに気象予報組織から、スーパーコンピューター製作の発注を受けた。製作するスーパーコンピューターは、気象学者を支援するために用いる。もう少し平たく言うと、天気予報がもっと当たるようにするために用いる。
ヨーロッパ中期気象予報センター (ECMWF) はかねてより、気象予報精度を今まで以上に向上させるシステムを製作できないかと、IBM に打診していた。そして IBM が出した回答は、スーパーコンピュータとストレージネットワークの両側面を兼ね備えた、『Blue Storm』という名の巨大なコンピューターシステムというものになった。同システムは、Regatta の名で知られる『IBM eServer p690』を基にしたシステムで、2002年に納入を予定している。演算能力は、2002年の段階ではとりあえず7テラフロップで、2004年の最終的な納入完了時点で、20テラフロップ (毎秒20兆回の演算能力) に達するという。 Blue Storm は、IBM が今まで作った中で最も強力な『ASCI White』の演算能力12.3テラフロップの、ほぼ2倍の演算性能に到達することになる。判りやすくするために、もう少し印象的なスーパーコンピューターと比べてみよう。1997年に、チェスチャンピオンの Garry Kasparov 氏を打ち負かし、世間をあっといわせた『Deep Blue』のなんと1700倍もの性能ということだ。 これまでも IBM は、天気やエネルギーなどの要素をあつかう組織からスーパーコンピューターの発注を受けている。11月には、米エネルギー省の国家核安全保障局 (NNSA) と米大気研究センター (NCAR) 向けの、スーパーコンピューター開発契約を獲得している。 さらに、米環境予測センター (NCDC) や米気象情報センター (NCDC)、そして米海軍海洋学局とも、同様の契約を結んでいる。 関連記事 最新トップニュース
|
|