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Microsoft が起こした商標権訴訟に、Lindows が反論Microsoft Corp. (NASDAQ:MSFT) が原告となって Lindows.com を訴え、現在係争中の商標訴訟に対し、Lindows.com は15日、原告申し立てを棄却するよう請求した。Lindows.com は、MP3.com を創設したことで有名な Michael Robertson 氏が設立した会社で、Microsoft Windows とは別の選択肢となりうる OS を開発している。
Microsoft は昨年12月、商標上問題があるとして Lindows.com を相手取り、ワシントン州西部地区連邦地裁に訴えを起こした。Microsoft 側の主張は、『LindowsOS』および『Lindows.com』という名称が、世界的に知名度のある『Windows』ブランドと紛らわしいため、Lindows.com による使用は認められないというものだ。 Microsoft の広報担当 Jon Murchinson 氏は発表の中で、「当社は、Lindows.com に対して製品開発の中止を求めているわけではない。あくまでも、大衆を混乱させ、商標権を侵害するような名称を使うべきではないと主張しているだけだ」と述べている。 商標法に詳しいある専門家によれば、Microsoft にとって商標権の問題は、慎重にことを進めなければならない問題だという。 法律事務所 Fenwick & West LLP で知的所有権問題を担当する Connie Ellerbach 氏によれば、Microsoft は Windows ブランド関連の商標を多数押さえているため、同社は今回の訴訟を、自らの権利を守り消費者の混乱を防ぐものだと述べているという。Microsoft がこの問題をとりあげるのには根拠があるといえるかもしれないが、今回の訴訟は同社にとって苦しい戦いとなりそうだ、とEllerbach 氏は強調し、その理由として、そもそも同社がすでに先例を作っている点を指摘した。 同氏は「Microsoft はすでにかなりの数の企業の競合する製品に関して Windows という商標を使用することを認めている」と述べた。そのため、Lindows.com がこの訴訟で主張しようとしていることは、Microsoft は Windows という商標を適切な形では保護してきていないということを示すことになるだろう、という。 「Lindows.com は今回の訴訟を、Microsoft は Windows という名称を使っているのは自社だけという状態にはしていないと述べ、商標放棄を定めた法律を持ち出そうとするだろう」と Ellerbach 氏は説明した。 さて Lindows.com が提出した原告申し立て棄却請求に関して、同社がどういう立場をとっているのか少し詳しくみておこう。 Microsoft は Lindows.com がMicrosoft の本社があるワシントン州で業務を行なったとして、ワシントン州西部地区連邦地裁で裁判を起こしたようだ。しかし Lindows.com 側は、そのような事実は無いとし、カリフォルニア州にある同社に対してワシントン州で起こされた裁判は裁判管轄外だ、として訴訟の棄却請求に踏み切ったとしている。Lindows.com の CEO、Michael Robertson 氏は、ワシントン州レドモンドはもちろんワシントン州内ですら業務を行なっていない、という証拠を提出すると発表の中で述べている。 同氏は、「文字どおり何百もの会社が、Microsoft の承認や支持を得ることなく Windows およびそこから派生した名称を使っているという事実を法廷に示したい。Microsoft がそうした会社を訴えないことを選んでいるという事実は、今回の訴訟の本来の意図が、Microsoft の不当な独占状態を脅かす可能性のある有望な競合技術の芽を摘み取ろうとしている点にあることを示すものだ」と述べた。 今回の法的な戦いは一般に影響をもたらすものではないように見えるが、実際には影響がある。Microsoft は訴訟手続きの一環として、Lindows.com が開発している OS に対して関心を示している団体に関する、Lindows.com のデータベースに登録された名称、Eメールアドレス、住所をすべて明らかにするよう求めているのだ。 Robertson 氏は Lindows.com のサイト上に、今回の訴訟は同社が開発中の OS の発売を妨害するために Microsoft が起こしているものだとする文面を掲載した。Microsoft は競争を阻害する姿勢をとっている、と示唆する文章だ。Lindows.com は近く同 OS のプレビュー版を公開すると約束しており、製品版は99ドルで販売される予定。 Lindows.com による原告申し立ての棄却請求と、Microsoft による紛らわしい名称の使用差し止め仮命令の請求についての審理は、いまのところ 2002年2月1日に開かれる予定となっている。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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