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Comcast が痛い失態プライバシー保護運動家たちは13日、Comcast Corp. (NASDAQ:CMCSK) が断りもなく顧客のネットサーフィン活動を記録すると決定していたとして、同社に対する抗議を行なった。
Comcast は、720億ドルで AT&T のケーブル TV 事業部門 AT&T Broadband の買収手続き中で、買収後は世界最大のケーブルネットワーク会社になる。その Comcast が、自社ネットワーク横断的に顧客のためにパフォーマンスを最適化しようと、顧客のネットサーフィン活動を監視していたのだ。 しかし、ここに来て、事前 PR 不足が同社の前向きな姿勢を後退させる事態を招いたことになる。 「速やかに、我々は個々の顧客情報の保存を中止し、個人情報のプライバシーが安全に保護されていることを改めて完全に保証する」と、Comcast は13日午後に発表した声明の中で宣言した。 それにしても、米国第3位のケーブル ISP (インターネットサービスプロバイダ) の同社が、何故それほど詳細に顧客の活動をモニターしていたのだろうか? ケーブルというのは共有ネットワーク資源であるため、同一ノードを共有するインターネットユーザーが増えれば増えるほど、全体的なインターネット接続速度が低下する。その結果、ダウンロードの遅れ頻繁な接続遅延が生じてしまう、という難点を持っているのだ。 この問題を解決するために、Comcast はエッジサーバーを使用してネットワークの全体的な効率向上を図っている。エッジサーバーは、利用の多い Web ページやファイルをプロバイダのデータセンターでキャッシュしておき、ユーザーが実際の Web サイトを訪れなくてもすむようにするものだ。これによって、顧客が使用しているネットワークを通る帯域幅を大幅に減少できる。 ひとつ確かなことは、今回の抗議騒動が最悪のタイミングで起きたことだ。 Comcast は、AT&T Broadband 買収合併手続きの最中にあり、連邦通信委員会 (FCC) および連邦取引委員会 (FTC) の両方から承認を得て初めて成立する。 そうした中での不手際は、両委員会の承認に悪影響を与え、最悪の場合は承認却下の可能性も生じかねない。それは、米国第2のケーブル会社 AOL Time Warner はじめライバルに対してシェア拡大を狙う Comcast にとってきわめて大きな後退になる。
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