Boeing の機上ブロードバンドサービス、FAA の審査を通過航空機メーカー Boeing の機上高速インターネットサービス『Connexion by Boeing』は、昨年後半にプロジェクト参加航空会社4社のうち3社がテロ事件をきっかけに大幅な経費削減を強いられ、開発計画から抜けるという事態に見舞われたが、商業運用にむけ着々と歩を進めている。
同サービスの開発運用母体 Connexion は8日、同社の機上ブロードバンドサービスが FAA (米連邦航空局) の審査を通過したと発表した。 Connexion は Boeing とユナイテッド航空 (NYSE:UAL)、デルタ航空 (NYSE:DAL)、アメリカン航空 (NYSE:AMR)、ルフトハンザ航空のジョイントベンチャーとして発足した。しかし2001年11月、同年9月に起きたテロ事件の影響でユナイテッド、デルタ、アメリカンの3社がジョイントベンチャーを抜け、合計1500機分の導入計画を破棄したことで、Connexion はエアポケットに落ちた。ただ当の3社は同サービスを支持する姿勢を変えておらず、商業運用が始まれば自社の航空機に導入すると述べている。ルフトハンザは現在も Connexion に参画しており、今後2年間で同社が運用する航空機のうち80機に導入を予定している。 Boeing のチームは、「Connexion One」と名付けたBoeing737-400型の試験機を使って、機内の重要なハードウェア、ソフトウェア、システムおよび手順のテストとデータ分析を2001年中頃から実施していた。 航空機の構造上不備が出ないことや、搭載システムおよび操作面で齟齬が生じないことを確認するため、Connexion One を使った審査期間には3カ月を要したという。審査では、すべてのテストデータならびにサービス設備の儀装および操作手順の検討と分析を行った。 同サービスの準備状況をアピールするため、Boeing はニューメキシコ上空3万5000フィートを飛行中に、同サービスを利用し Eメールでロサンゼルスの FAA 当局に最終テストを要約した書類を送信した。同社によれば、書類と関係資料あわせて800キロバイトの送信に30秒もかからなかったという。 関連テーマ 最新トップニュース
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