MS の契約更新拒絶で RealNames が事業閉鎖正確なドメイン名を入力しなくても目的のサイトにアクセスできるサービスをいち早く提供していた RealNames Corp. が13日、事業閉鎖を発表した。その原因について同社は、重要な取引相手の Microsoft が契約更新を見送ったためとしている。
RealNames (カリフォルニア州レッドウッドシティ) は83人の従業員を解雇し、資産の清算に入ったことを明らかにした。同社は Microsoft のブラウザ『Internet Explorer (IE)』にキーワードサービスを提供する独占的プロバイダだったが、Microsoft がこのたび契約更新しないことを決めたため、事業閉鎖に追い込まれたという。RealNames のキーワードサービスは、正しいアドレスを覚えていなくても、会社名を打ち込むことで目的のサイトにアクセスできるというもの。たとえば General Electric サイトに行きたい場合、その URL「www.ge.com」を入力しなくとも、「General Electric」と打ち込めばサイトにアクセスできる。 RealNames は6月30日をもって営業を停止する予定だ。これは2年間にわたった Microsoft との契約が終了する2日後にあたる。2000年3月、Microsoft は RealNames と契約を結び、同社を IE におけるキーワード検索の独占的プロバイダとした。その際、Microsoft は同社株式の20%を取得し、4000万ドルを出資している。RealNames は昨年1500万ドルを Microsoft に返済したが、今月が返済期限の残額2500万ドルは支払えなかったため、Microsoft に契約更新を求めたが拒絶された。 2000年に RealNames と Microsoft が契約した当時、時には頻雑だったインターネットアドレスシステムを、企業がブランド名を変更せずに簡潔化していくには、RealNames の技術が不可欠になってくるとの見方が大勢を占めていた。一部ドメイン名では所有権を巡ってトラブルが起こるなどしていた状況にあって、RealNames の技術はいずれドメインシステムに取って代わると予想する声すらあったほどだ。 しかし、同社が一躍名をあげた Microsoft との契約が結局は両刃の剣となり、その終了が社の閉鎖に直結してしまったと、RealNames の創設者兼 CEO の Keith Teare 氏は語っている。 関連記事 最新トップニュース
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