Good (カリフォルニア州サニーベール) は数週間前、ワイヤレスソフトウェア分野で RIM (オンタリオ州ウォータールー) に攻勢をかける姿勢を示していたばかりだ。『Wall Street Journal』紙の報道によると、Good が訴えたのは、Eメールをひとつにまとめるという RIM の特許。これには、パソコンから携帯端末へのデータ送信方法なども含まれている。Good は連邦裁判所に対し、この特許の無効性、ないしは少なくとも自社が特許を侵害していないことを宣言するよう求めているという。
Good による提訴は、RIM から訴えられることを見越して仕掛けた先制攻撃と言える。RIM にとって、黙ってこれを見過ごすわけにはいかないだろう。何しろ Good は、独自のワイヤレス Eメールサービスをまず RIM の人気ハンドヘルド端末『BlackBerry』上で提供しようとしているからだ。
RIM から訴えられる可能性があると感じたきっかけは何だったのか。Good の訴状によると、2001年7月の会合において、RIM の副社長が Good 幹部に対し、Good が計画中の Eメールサービスは RIM の特許権侵害にあたる可能性があると告げたという。その他の脅しもあったと、Good 側は述べている。
WSJ 誌によれば、RIM は過去にも知的財産権保護のためライバル企業を提訴した記録がある。同社は2001年5月、Glenayre Technologies Inc. 傘下の Glenayre Electronics (ジョージア州アトランタ) を特許権侵害のかどで、デラウェア連邦地方裁判所に提訴している。問題の特許は、今回 Good が無効を求めているものと同じものだ。