IBM、中小企業向け CRM 市場に照準Microsoft の大きな影が CRM (顧客関係管理) 市場に忍び寄るなか、IBM (NYSE:IBM) が、ソフトウェアメーカーの Clear Technologies との提携を発表した。利益の大きい中間市場 (価格・品質が中程度の市場) をターゲットに CRM アプリケーションを提供する狙いだ。
IBM は、Clear Technologies に対して、Web ベース CRM アプリケーション『C2 CRM』の提供を要請した。C2 CRM は、企業とそのパートナーおよび従業員の間のリンクを支援するもの。IBM はこれを、自社のハードウェアプラットフォーム『eServer』(『iSeries』『pSeries』『xSeries』各シリーズ) および関連のオペレーティングシステム (OS)、ストレージ機器、さらには『WebSphere』や『Lotus』などのミドルウェア、およびデータベースソフトウェア『DB2』に搭載する。C2 CRM は、卸売販売、工業およびサービス業界を対象に提供される予定だ。 IBM は今回の提携の利点について、複雑で高価なエンタープライズ級の CRM ソリューションの代わりに、特定業界の中小企業用に設計された使いやすい CRM アプリケーションを提供できるようになることだと語った。 Clear Technologies との提携により、IBM はテクノロジー業界で有望分野ともてはやされている市場に、十分な実績を持った CRM ソリューションを提供できるようになる。 市場調査会社 IDC の予想によれば、世界の CRM 市場は年18.9%という高率で伸び、2006年には456億ドル規模に達する見込みだという。成長の大半は中小企業市場がもたらすと見られる。Gartner Group の調査によれば、現在 CRM を使用している小規模企業はわずか2%で、中規模企業でも20%に過ぎない。 しかし、利益が大きくかつ未発達の同市場は、Microsoft の関心も引きつけた。同社は今年2月、中小企業に特化した CRM 製品を年末までに発売すると発表している。 関連記事 最新トップニュース
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