OCN、So-net、@nifty が3万人対象のIP電話実証実験を開始
実証実験は各社が12月初〜中旬に順次スタートし、まず自社会員を対象に VoIP 試験サービスを提供する。その後1月から3社による相互接続実験に切り替える。実験は2月末までの予定で、サービス、技術、コスト面での検証を経て、3月から本格運用開始を予定している。バックボーンとなる VoIP 基盤ネットワークは NTT Com が提供する。 VoIP 実験で利用するのは「050」で始まる専用番号で、通話は「IP発―IP着」「IP発― PSTN(一般の加入電話網)着」が可能。国際電話や携帯電話、緊急電話への発信は、実験段階では PSTN 経由となる。通話料金およびユーザー側に設置する IAD(VoIP 対応 ADSL モデム)については実験期間中無料。 今回採用された呼制御プロトコルは SIP(Session Initiation Protocol)。発表では「今後ビデオやデータなど、様々な付加価値を提供したいため」(NTT Com)と SIP 採用の理由を説明し、通話だけではなく Web 会議システムなどアプリケーションへの展開を示した。 本格運用開始後の、基本料金や通話料金などについては各社とも未定。あくまで3社独立のサービスとなるため、料金設定やサービス内容が異る可能性もある。 また SCN、ニフティとも VoIP バックボーンは NTT Com だけにはこだわらないとしながらも、エンドユーザーに提供するサービスについては「均一にすることが前提」(ニフティ)としている。 発表では今回の VoIP 基盤への接続について、3社だけではなく「すでに ISP 数社と接続・提携の交渉を始めている」(NTT Com)としており、今後幅広い提携を進めていく方針を示した。なお一部で報道された、メガコンソーシアム4社との組織的な提携については否定した。 NTT Com の高瀬充弘・取締役経営企画部長は「(長距離通話などの)既存の電話マーケットの落ち込みをカバーするような、付加価値のあるサービスを展開していきたい」と語っている。
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