W3C、欧州代表機関を変更世界各地の研究機関との連携強化を進めている Web 標準化団体 World Wide Web Consortium (W3C) は27日、欧州の代表機関として、従来のフランス国立コンピュータ科学制御研究所 (INRIA) に代え、新たに 欧州情報科学数学研究コンソーシアム (ERCIM) を選んだと発表した。
ERCIM は、情報技術と応用数学の発展を目指して、INRIA と ドイツ国立情報処理研究所 (GMD、現在は Fraunhofer-Gesellschaft と統合)、および オランダ国立情報数学研究所 (CWI) が、1998年に設立した非営利のコンソーシアム (共同組織)。 W3C は、ERCIM を欧州本部とすることによって、欧州全域における影響を強化したい意向だ。米国ではマサチューセッツ工科大学コンピュータ科学研究所 (MIT LCS) が同国における本部、アジアでは慶応大学が拠点になっている。 INRIA 所長で ERCIM のゼネラルマネージャを務める Bernard Larrouturou 氏は、次のように述べた。「INRIA は、Web インフラ開発における欧州の貢献に必要な基礎を提供した。今は、次の段階に拡大する良い機会だ。代表機関を ERCIM に移すことは、欧州で新たな構想を育成するとの我々の文化、および欧州における IT コミュニティを強化するというわれわれの方針はこれまでと一貫している。ERCIM への移管によって、W3C との緊密な関係を保つとともに、欧州全域の研究所ネットワークという国境のない知的資源を拡大できる。これは、ERCIM と W3C 両者に恩恵をもたらす」 ERCIM は、現在16カ国の研究所から構成される。W3C によると、ERCIM の構成メンバーはいずれも各国を代表する研究機関であり、国内外の研究関連機関と連携している。さらに、ERCIM メンバーはすべて国立の研究機関で、企業などとの商業的関係はない。いずれの研究機関も、欧州連合 (EU) の研究プログラムや、中小企業および大企業との共同研究プロジェクトに強く関わっている。 ERCIM への代表移管は、2003年1月1日から。 関連記事 最新トップニュース
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