AOL、ISP 事業再建に向け、ブロードバンド重視等の方針を示すAmerica Online (NYSE:AOL) は3日、証券アナリストらとの会合で、不振にあえいでいる ISP 事業の再建方針を改めて示した。
同社はブロードバンド加入者の拡大や、接続サービスまで含めた包括的なインターネットサービス提供にこだわらず、他社 ISP のブロードバンド接続サービス利用者向けのサービス提供、および付加価値サービス強化などの方向性を示した。 同会合では、AOL 経営陣が同社の業績悪化について率直に語る場面が多く、広告売上ならびに Eコマース関連売上が、2003年に40%ないし50%落ち込むだろうとの見通しも示した。 同社 CEO の Jon Miller 氏によれば、インターネットバブル時に獲得した5億ドル相当の長期広告契約の更新ができなかったことが、広告売上落ち込みの主要因という。同氏は「再び当時のような大型契約を獲得する可能性は低い」と述べた。ただ、広告および Eコマース関連売上に悲観的な見通しを示したものの、全社的にみれば、2003年通期の業績は基本的に今年と同等としている。 2002年通期の売上については、88億ドルから90億ドルの水準という見方を崩していない。同じく今年通期の広告および Eコマース関連売上は15億ドルから16億ドルと見込んでいる。利益については、EBITDA ベースで17億ドルから18億ドルになるとしており、現状では見通し額の高値に近づく方向で推移しているという。 AOL は、ブロードバンド事業の拡大に向け、両面戦略を積極的に展開している。1点は付加サービスとして提供する同社インターネットサービス自体の拡充と、もう1点はケーブルおよび DSL 接続業者との提携を拡大し、270万人にのぼる自社ブロードバンド加入者をさらに増やす戦略だ。 さらに同社は、他社の接続サービス利用者に対して AOL の付加サービスを提供していく。今や各種リッチメディアサービスのプラットフォームと化しているインスタントメッセージ (IM) クライアントなどを含め、月間料金14.95ドルで AOL の付加サービスのみを提供している。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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