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ビジネス2002年12月5日 00:00
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SEO キーワード検証(1)〜4月のキーワード〜その2

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著者:アウンコンサルティング株式会社 續池均/監修:信太明
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また、住居が決まればおのずと転居となる。 転居先の目処がつく前から、 引越しが常にユーザーの念頭にあるのは当然だ。 2月中旬から4月初旬まで、 引越し業界は大忙しである。

そこでこの業界の SEO でまずぶつかるのが、 「引越」「引越し」「引っ越し」という『ひっこし』の綴り方の違いだ。 現在上の3つのキーワードを、 検索ロボットは別の言葉と認識している。

少し調べてみると、 紙媒体やテレビなどのマスコミで一般的に使われているのは「引っ越し」のようだ。 しかしユーザーはそうしたマスコミとは無縁の行動基準で動いている。

ではどういう行動規準か?

キーボードで文字入力して変換したときの第一候補が「引越し」、 というソフトウェアがかなり多い。 その影響なのか、 あるリサーチ結果で検索回数を比較すると、 「引越し」「引越」「引っ越し」の順で、 「引越し」が圧倒的に多いのである。

また、Google の検索結果ページ数(インデックス数)においても「引越し」が約499,000件、 「引っ越し」が約286,000件、 「引越」が約159,000件となっている(2002年11月17日検索結果より)。

この3つのキーワードすべてを使って上位表示を実現するのは、 かなり難易度が高い。 まず「引越し」で上位を狙ってみるのが定石ではないだろうか。 ただし、戦略的 SEO を考えた場合、 逆に検索回数はやや減少するが確実に上位表示を実現するという点では「引っ越し」が狙い目だ。 「引越」というキーワードは企業名の一部として多く利用されているので、 インデックス数のわりに難易度が高い。 そこで「引っ越し」となるのだが、 それでも30万件近くのページがインデックスされている…。

ここでも 前回の「マンション」 と同様に、絞込みは意識しておきたい。 「引越し△見積」「引越し△地域名」などは、 コンバージョンを考えると必ず押えておきたいキーフレーズだ。

4月に入ると、 人々は新たなライフスタイルに徐々に馴染んでくる。

そこで、インターネットに親和性の高いと言われている学生がとる行動として、 アルバイト先の確保がすぐ頭に浮かぶ。 学生に限らず人材紹介業界はインターネットで多くのユーザーに情報提供をしているが、 特にこの時期は「アルバイト」というキーワードが多く検索されている。

この場合も、 「アルバイト△地域名」「アルバイト△駅名」「アルバイト△時給」などの絞込みを意識する必要がある。 また、その他には恒常的に利用されているキーワードどして「求人」が挙げられるが、 「求人△アルバイト」といった「求人」にまつわる勤務形態として、 「アルバイト」が絞込みに利用される場合も考えられる。 (キーワード内の△印はスペースを表す)

最後に5月の行楽シーズンを考えてみよう。

ゴールデンウィークは夏休み、 年末年始と同様、絶好の行楽シーズンだ。 旅行代理業をはじめとしてホテル、 旅館などの観光サービス業はそれぞれ2カ月前から予約が入りはじめ、 1カ月前からが繁忙期となる。

ユーザーがゴールデンウィークの計画を立て、実際にリサーチを始めるのが4月ならば、 その時期に「旅行」というキーワードの検索数が増えるのも頷ける。 ただし、実際にアクセスにつながるキーワードは「海外旅行」や「格安航空券」などで、 さらにコンバージョンにつながるのは「 海外旅行△目的地」や「海外旅行△パッケージツアー」「格安航空券△予約」「格安航空券△目的地」 といった、 より具体的な条件で絞込んだキーフレーズだろう。

また、「ホテル」や「旅館」というキーワードについても同様に、 「ホテル予約△目的地」「旅館△目的地」「温泉旅館△目的地」「温泉△目的地」などで、 より多くのページ(目的地毎のコンテンツ)を検索結果の上位に表示させれば、 ユーザーの求める情報にダイレクトに辿り着ける導線を張り巡らせることに成功したと言えるだろう。

価格競争の激しいこの業界で、 競合他社に少しでも差をつけるためにこうした地道な施策を何ヶ月も前から準備しておけば、 例年とは少し違った5月のゴールデンウィークを迎えられるかもしれない。

次回は4月下旬から5月のキーワードを検証していく。



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