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Eメールセキュリティ会社が、今年のメール事情を振り返るEメールセキュリティ会社の MessageLabs によると、2002年はウイルスメールやスパムメール、あるいは詐欺行為のメールが急増した1年だったという。手口は巧妙化しており、対策がより困難になりつつあるというのが同社の認識だ。
MessageLabs は、Bank of New York、富士通、Conde Nast、ならびに英国政府といった大手顧客を擁し、Eメール用フィルタリングソフトを提供している。同社によると、受け取りたくないメールの受信数は深刻な状況になっており、2003年には送受信数のうち半数以上を迷惑メールが占めるという。 MessageLabs は年末の Eメ−ルセキュリティに関する報告の中で、2001年には380通につき1通だったウイルスメールの割合が、2002年は212通につき1通 (3秒間に1通のウイルスメール) にまで激増したと述べており、増加傾向は今後も続くとの見解を示している。受信側に受け取る意思の無いスパムメールに範囲を広げると、同じく同社調べでは12通につき1通 (0.5秒に1通) と、おびただしい頻度となっており、対策の甘い企業は管理強化を図るべきと呼び掛けている。 同社は『Klez』ワームのようなトロイの木馬や複合型ウイルスの脅威が増しつつあるとの見解を示している。ちなみに発表によると、同社のフィルタリング技術を使って、Klez ウイルスの攻撃を防いだ件数は、2002年だけで約500万件に上るという。 同社は、「送受信数に占めるウイルスメールの割合は2002年に増加をみせた。主な原因は最新のセキュリティ環境維持に留意しない家庭用途ユーザーや中小企業ユーザーが、非常に多いためだ」とし、対策システム導入の重要性を訴えている。 今年4月に出現し大混乱を招いた Klez ウイルス以外にも、2002年だけで237の新種ウイルスを捕らえたことを MessageLabs は明らかにしており、2003年にはさらに新種の数が増加すると予測している。同社調べでは、2番目に多く広まったウイルスは『Yaha』で、6月以来検出数は200万件近くを数え、最近猛威をふるった『BugBear』も、9月以来検出数が80万件にもおよんでいるという。
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