日本 IBM、Globus ベースのグリッドポータルを産総研に日本 IBMは2003年2月10日、
産業技術総合研究所(産総研)に、量子化学グリッドの一部として分子軌道計算用ポータルシステムを納入した、
と発表した。
産総研東北センター内の7台のIBM UNIX ワークステーションと、
産総研先端情報計算センター内の IBM eServer xSeries 108台を統合した。
このポータルシステムは、 ネットワークで接続された異機種複数のコンピューターで計算処理を行い、 複雑な分子の性質を明らかにするためのシステムで、 産総研グリッド研究センターで設計されたものを基に、 日本 IBM が作成した。 量子化学計算では一般的に大規模な計算資源が必要となる。 タンパク質や酵素、ナノチューブなどの量子化学的手法による研究分野では、 超並列サーバーでも数日から数週間かかる長時間の計算処理が必要な場合が多い。 創薬などの実用化研究では、このような計算を何度も繰り返さなければならない。 産総研はグリッドコンピューティングの技術を用いることで、 大幅な研究時間の短縮を図っている。 分子軌道計算用ポータルシステムは、 日本 IBM が初めてグリッド管理ソフトウェアの業界標準製品「Globus」をベースに構築したもの。 システム基盤として、 産総研東北センター内の7台のIBM UNIX ワークステーションと、 産総研先端情報計算センター内の IBM eServer xSeries 108台を統合した。 IBM では2003年に入ってから積極的に グリッドビジネスを展開しているが、 このグリッドポータルシステムの基盤技術が商用の Web ソフトウェア市場で応用できるのではないか、と日本 IBM は期待している。 Globus は、 米国アルゴンヌ国立研究所、南カリフォルニア大学、 シカゴ大学が中心となって進めている Globus Project の、 グリッド構築用標準ソフトウェア。 関連記事 最新トップニュース
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