IBM、ハンドヘルド新製品に Trolltech の『Qtopia』を採用IBM (NYSE:IBM) は今月、Linux オープンソース OS を搭載した新しいハンドヘルド機器づくりのパートナーを物色した。
その結果、見つけたのは、『Qtopia』と呼ばれる組み込み型アプリケーション環境で有名な Trolltech だ。同社は、ノルウェーのオスロに本社を置き、カリフォルニア州サンタクララに支社を持つ、従業員75人の企業。シャープ ―― PDA 『Zaurus』製品ライン向け ―― はじめ他のメーカーとも契約を結んでいる。 Trolltech の Qtopia は、組み込み型 Linux プラットフォームで、主にサードパーティーの開発者に利用されている。Qtopia に含まれているのは、組み込み型の開発環境およびアプリケーション ―― Eメール/予定表ツール/マルチメディア アプリケーション/ゲーム/ドキュメント処理など ―― だ。Trolltech によると、eLinux (組み込み Linux) を搭載した携帯機器向けアプリケーションで、Qtopia ソフトウェアをベースにしたものは約600種類あると見られるという。 IBM と Trolltech は、以前から取引関係がある。IBM は、『IBM e-LAP』参照デザイン用に、Trolltech の『Qt multiplatform C++』アプリケーションフレームワークや、組み込み型 GUI、および Qtopia PDAアプリケーションスイートを利用している。e-LAP は、「組み込み型 Linux アプリケーションプラットフォーム」としても知られるもの。IBM の『PowerPC 405LP』プロセッサをベースに、32MB の SDRAM、32MB の NOR 型フラッシュメモリ、64MB の DiskOnChip フラッシュメモリ、240×3204ピクセルの4インチカラー画面、TCPA セキュリティチップ、USB ホスト/デバイス、SDIO、それにサウンドを含んでいる。e-LAP は、MontaVista Software の『MontaVista Linux』、IBM の JVM (Java 仮想マシン)『J2ME』、Opera の組み込みブラウザで動作する。 Qtopia を使った IBM 製機器の出荷時期については、IBM も Trolltech もコメントしなかった。 複数の報道によると、金額は明らかにされていないが、Trolltech はすでにライセンス契約の先払い金を受け取ったという。ライセンス料は、今後3年間で1000万ドルから2000万ドル相当に上ると言われている。なお、この契約は、Trolltech の技術を搭載した IBM 製機器の売上の一定割合を、Trolltech が受け取ることも記しているという。 関連記事 最新トップニュース
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