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2003年4月24日 00:00

ファイルタイプ別検索に想うあれこれ

現在最も主要な検索ポータルである Google には様々な検索オプションが存在する。今回は、その数ある検索オプションの中から「ファイルタイプ別検索」をご紹介したいと思う。

Google で検索をしていて、タイトルの頭に [PDF] と付いた検索結果を見たことがある人は多いと思う。ご存知のとおり、表示された結果は pdf 形式でアップロードされたファイルであり、Adobe 社の Acrobat をインストールしていれば、クリックした際に Acrobat Reader が立ち上がって結果を閲覧することができる。

ファイル形式を pdf に絞って検索をかけるには、「キーワード△filetype:pdf」という検索式を利用する。例えば、Googleで「seo filetype:pdf」と入力して検索をかけると、「seo」というキーワードを持つ pdf 形式のファイルのみに絞って検索ができるのである。pdf 形式に限らず、web 上に存在するファイルには xls 形式、doc 形式など様々な形式が存在するが、上記の「:pdf」の部分をそれぞれのファイル形式に変換すれば、pdf 同様に検索が可能である。ちなみに、検索可能なファイル形式は他に、ps(Adobe post script)、ppt(Microsoft Powerpoint)、rtf(Rich text format)がある。

上記の検索式は現在のところ、Google 以外では AlltheWeb がサポートしている程度で、「link:URL」や「site:URL△キーワード」などといった、様々な検索ポータルで使用できる検索式に比べるとまだまだ使い勝手がいいとは言いがたいが、うまく利用すれば、必要な情報をより早く的確に手に入れる為の有効な方法の一つとなり得るだろう。

ところで、pdf 等のファイル形式が Google の検索結果として表示されるということは、Google がこれらをインデックスの対象として認識しているという証拠であると理解できる。それはつまり、これらのファイル形式が、通常の検索結果として表示される html 形式のファイルと同様、検索結果で上位に表示させる為の様々な対策への可能性を示唆しているのだが、それでは、これらのファイル形式を web 上にアップロードし、検索結果として表示させることの意味とは一体何であろうか。

検索エンジンユーザー側からすれば、必要な情報が html 形式だとは限らないので、様々なファイル形式で検索出来ることは有用であるし、「情報を早く的確に探しだす」という検索エンジン本来の意義からしても、有効である。一方各サイトの運営者、管理者側からすると、pdf などのファイル形式でアップロードされたファイルは、資料的な価値は認めても、それらが直接コンバージョンに繋がっていくとは考えにくいので、html と比べて有用性は低いと考えがちだ。しかし、ファイルが多ければサイトとしての厚みは確実に増す。ロボット型検索エンジンは「人間にとって有益な情報を探し出す」べく存在していることを念頭に置くと、沢山のファイルがあるサイトは「人間にとって有益」である可能性が高いとは言えないだろうか。

また、人間にとっても、適切な形で設置されている資料やデータは、サイトへの信頼感を生む要因の一つとなるであろう。たとえ検索順位で上位に表示されても、内容が充実していなければユーザーはそのサイトには二度と訪れない。適切なファイル形式でサイトの厚みを増してゆくことが、(遠回りではあっても)結局はアクセスの増加に繋がってゆくのかも知れない。

(執筆:岡田吉弘、監修:信太明)


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