オープンソース開発団体の mozilla.org は15日、従来の運営母体だった Netscape Communications と正式に決別し、新たに設立した非営利団体 Mozilla Foundation 傘下の運営体制への移行を発表した。
今回の発表は、America Online (AOL) 傘下で Mozilla プロジェクトを発足した Netscape Communications 部門に、最後が迫りつつあることを示すものといえる。AOL (NYSE:AOL) の広報担当は、Netscape 部門がすでにブラウザ開発スタッフ50人を削減したと述べ、削減した人員の一部は、新団体 Mozilla Foundation に移籍していることを明らかにした。
AOL は今回の体制移行に際し、Mozilla Foundation に対して200万ドルの支援を約束した。同団体は、Mozilla を中心とする Web アプリケーションや、レンダリングエンジン『Gecko』をはじめとするコアテクノロジーの、開発/配布/導入促進を引き続き進めていき、Mozilla プロジェクト関連業務を管轄する mozilla.org の活動を、今後も継続発展させていくとしている。
mozilla.org の発表では、AOL、IBM、Sun Microsystems、および Red Hat をはじめとする多くの企業が、Mozilla Foundation を通じて Mozilla プロジェクトへの支援を継続することも明らかにしている。