Sun の顧客を奪え、HP が乗り換えプログラムHewlett-Packard (NYSE:HPQ) は、同社の Linux システムに乗り換える Sun Microsystems (NASDAQ:SUNW) の Solaris ユーザーに2万5000ドル相当のサービスを提供する。Hewlett-Packard (HP) 3日、そうしたインセンティブプランがあることを、internetnews.com の取材で認めた。
このプランは、HP が「Sun ユーザーのための Linux ライフライン」と特徴づけているもので、Sun の『Solaris』OS ユーザーを Linux に乗り換えを促す販売・サービスプログラムだ。HP によると、同プランに申し込んだ Sun ユーザーは、2万5000ドル相当の査定/移行/移植サービスを受けられるという。ユーザーは、HP の Linux サーバー『ProLiant』に移植したいアプリケーションを最大3つまで指定できる。さらに、ProLiant サーバーの機能実証テストを最長30日まで使える。 同プランには、『HP StorageWorks』ストレージエリアネットワークの無料査定 (1回) も含まれている。 「顧客は、今こそ Linux が持つ経済性の利点を生かすと同時に、リスクを軽減し、将来に向けたシステムを構築すべき時だと言っている」と、HP の Enterprise Systems Group (ESG) 企業向けマーケティングプログラム担当副社長 Marc Jourlait 氏は言う。 HP のこのプランは、Sun にとって最悪とも言えるタイミングで出てきた。かつて隆盛を極めた Sun だが9月29日に、2004会計年度 (2003年7月-2004年6月) 第1四半期 (7月-9月期) 決算が1株あたり7セントから10セントの損失になるとの業績見通しを発表したばかりだからだ。この損失見通しは、アナリストの予測より2セントも大きい。 10月1日には、Merrill Lynch のハイテク担当アナリスト Steven Milunovich 氏が、公開書簡/調査報告書を発表。その中で、Sun に対し、従業員を15%ほど削減して基幹コンピューティングに専念するよう勧告し、さもないと他社による買収あるいはそれ以上の危険に陥りかねないと警告している。 HP は、こうした Sun の現状を、自社の長所をアピールして市場シェアで同社に差をつけるチャンスと見ているようだ。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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