すなわち SEO の作業とは、
デザイナーやクライアントとの折り合いのつけ方で、
仕事の仕方がだいぶ変わってくるのだ。
どこまでやって良いか許可される範囲次第であるものの、
現実にはサイトのイメージを壊してしまうほどの SEO を希望される方はいない(いるわけもないが)ので、
常に既存のデザインの中で改善できる場所を探していくという作業になっている。
このように、
SEO とはデザインの低下にもなりうる作業であると同時に、
デザインを低下させないでどの程度まで現状を改善できるか、
というジレンマを常に抱えている。
これが今日の Web の現状であり、SEO の現状でもあるのかもしれない。
Web は HTML の発展によってデザイン性も向上し、見てくれも良くなった(良くすることができるようになった)。
しかし、本来は Web は、
ARPANET というネットワークを起源に持つことからもわかるように、
学術情報など優良な情報を共有するためのネットワークであった。
学術、軍事に関する研究者のための情報共有であったものが、
今では商業ベースのネットワークに変わりつつある。
誰しも心あたりはおありだろう。
メールボックスを開けば、SPAM メールが沢山あり、
Web ページを見ればバナー広告だらけだ。
自分の望む情報は本当に得られているのかと問いたくもなる。
GOOGLE などの検索エンジンのクローラーが好むのは、
ご存知のようにテキストベースのファイルである。
しかし、情報の質という観点から考えるとこれは致し方ないことなのかもしれない。
SEO が目指す理念(別に我々の Web ページに対する理想というわけではないが)というのも、
GOOGLE のそれに一致するのである。
かつての検索エンジンの発展は SPAM との戦いの歴史でもあった。
3年前と現在の検索エンジンにおけるページ評価のアルゴリズムは、
大きく異なっている。
それは GOOGLE が、
検索結果において優良な情報を含んでいるページを表示させたい、
という努力を続けてきた結果によるものであろう。