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2003年11月6日 00:00

まだまだ出来る!? MSN対策

日本の検索サイトで最もシェアの高いサイトは何処かと聞かれたら、多くの人は「 Yahoo! Japan 」と答えると思う。 Yahoo!Japan が検索サイトの中で多くのシェアを占めているという調査結果が各所で報告されているのを見ても、それを事実と捉えて特に問題はないだろう。では、 Yahoo!Japan に次ぐシェアを持つサイトは何処かと聞かれたら、貴方は何と答えるだろうか。 Google、MSN、goo、infoseek など、様々な答えが返ってくると思う。

ここで、仮に「答えは実は MSN なんです」と答えると、首を傾げたくなる人もいるかと思う。昨今、検索エンジンマーケティング( SEM )に注目が集まってくるに従い、自ら運営するウェブサイトにログ解析ツールなどを導入して、ウェブの効果測定を実施するようになった人も多いかと思うが、先ほど首を傾げた人は、おそらくそれら解析ツールによる効果測定の結果を知っているからだろう。

Overture 、 AdWords 、 LookSmart などのキーワード広告を利用していないウェブサイトの場合、ログ解析の結果は Yahoo ! と Google からのトラフィックが多くを占めるという結果になりやすい。なぜなら MSN の場合、キーワードによっては Overture による検索結果(「スポンサーサイト」と表示される)の後に LookSmart による検索結果(「 MSN サーチ」と表示される)が数ページに渡って続くことがあるため、上記広告を利用していないサイトが露出するのは、かなり下の順番になってから、ということが多いからである。ユーザーは検索結果の上位に露出したサイトをクリックする傾向があるのは明らかなので、キーワード広告を出していなければ、MSN からのトラフィックは必然的に少なくなってくる。

しかし、ここで考えておきたいことが、検索キーワードでのトラフィックが少ないからといって、必ずしも MSN の利用ユーザーが少ないと言うことはできないということである。 MSN は、 Windows インストール時のスタートページとされていることが多く、利用者数が1000万人を超すという統計もある。しかしながら、 MSN の場合、キーワード別の上記広告出稿状況によっては、一般的に人気があり多くのアクセス数があるサイトでも良好なポジションが確保されず、検索結果からのトラフィック増加が見込めないという状況が発生することがある。利用者分母は Yahoo ! に次いで大きいにもかかわらず、解析ツールの結果で MSN があまり目立たないことが多いのは、このような検索結果の妙が働いていることが原因の一つかもしれない。繰り返すが、自らの運営するサイトで MSN からのトラフィックが低いからといって、その結果がそのままユーザーの利用状況と比例しているとは限らないことを、もう一度確認しておきたい。

自分が運営するサイトを象徴するキーワードは何か、自分のサイトで最もウリになるキーワードは何か、ということをもう一度見直し、そのキーワードによる検索結果が各検索サイトでどのような表示がなされているかをもう一度検討すると、 MSN に限らず、各検索サイト別の新たなトラフィック増加対策が見えてくるかもしれない。

※ LookSmart は2004年1月にMSNとの契約が終了するので、今後は傾向が変わってくると考えられる。

(執筆:岡田吉弘、監修:信太明)

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