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2003年12月4日 00:00

ストレージ市場加熱、IBM が新たな乗り換えプログラム

著者Clint Boultonオリジナル版を読む海外海外発
ストレージ製品分野で競合する EMC から顧客を奪おうと、IBM (NYSE:IBM) は、新たな乗り換えプログラムを開始した。EMC (NYSE:EMC) 製ストレージサーバーを使っている企業に、自社製ストレージサーバーの魅力をアピールして移行を促す。

IBM と EMC は、Hitachi Data Systems (NYSE:HIT) とともに、Fortune 2000 企業のデータを収容・維持管理する企業向けストレージボックス分野で熾烈な競争を繰り広げている。だが、ストレージボックスが企業の隅々まで普及した今、市場は日用消費材市場のようになり、多くのメーカーは価格でしか勝負できなくなってきた。

企業が今後1年間の IT 関連支出を増やす見通しが高くなってきたことを受け、IBM は乗り換えプログラムを世界規模で増強。EMC のストレージシステム『Symmetrix』を使用中の企業に対し、自社の企業向け SAN (ストレージエリアネットワーク) 対応ストレージサーバー『Enterprise Storage Server』(別名 Shark) への移行を促すため、100名を超えるコンサルタントおよび技術者を配属した。同社が謳う点のひとつは、Symmetrix が専有仕様で柔軟性を欠いており、それゆえ割高であるということ。それと比較した Shark の利点をアピールする。

「旧式の専有システムから脱却し、新しいオープンなシステムに移行を求める顧客の需要が以前に比べずっと高くなった」と、IBM のワールドワイド競合販売部門担当副社長 Sciacchetano 氏。密かに乗り換えプログラムを実施したタイでは、この1年間に100社ほどの乗り換えユーザー獲得に成功したという。「今回は乗り換えプログラムを公表し、これが日常的に行なわれているものと広く知ってもらおうと決断した」

一方、EMC の広報担当 Dave Farmer 氏は、IBM の動きについて、売上を増して勢いに乗る EMC に遅れをとった焦りの現れだと述べ、Shark の第3四半期売上高が10%減だったことも指摘した。

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