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社名で検索して出てこない!?「指名買い」が期待できない、つまり自社サービスの認知度がまだ低い状況において、見込み客を自社サイトへ誘導するためには、SEO (検索エンジン最適化)が大きな効果を発揮する。では、有名なブランド、認知度の高い企業や商品であれば検索エンジン対策など必要ないのか、というと、必ずしもそうとは言い切れない。以下、差しさわりのないよう仮名で話を進めたい。
例えば、宝石・アクセサリーで有名な海外ブランド「 X 」(※ X は仮名)について、アルファベット表記「 X 」で検索すると、公式サイトが1位に表示される。次に、カタカナ表記「エックス」を検索してみると、X 製品をオンラインで販売しているサイトが上位に表示され、公式サイトは1位に表示されない。さて、ユーザーはどちらのワードで検索するのだろうか? 実は「エックス」というキーワードは月に10万以上検索されているのに対し、「 X 」は1万5千という検索数なのだ。ちなみに、この数値はオーバーチュアの昨年11月のデータによるもので、Yahoo ! を含むオーバーチュアの提携サイトで検索された数である。 このような結果が数値として見えた時、「エックス」で検索エンジン対策をする必要はないと言えるだろうか? 逆に、X 製品を販売している企業がキーワード「エックス」で検索エンジン最適化を行えば、自社のウェブサイトへの誘導として有効とも言えるだろう。 このように、検索エンジンでは、商品名やブランド名で入力した時に、世間で認知されている企業のサイトが上位に表示される訳ではない。あくまでも検索エンジンはウェブ上の情報を取得し、ウェブサイトをインデックスしていくからだ。 有名なブランドや知名度の高い企業は、ビジネスフィールドで広く深くブランディングされているだろう。ならばウェブサイトへも、ブランド名や企業名で、ユーザーが探し回ることなく到達できることが重要ではないだろうか? また、よく認知されている有名ブランドや企業名だとしても、検索ユーザーが正式名称を入力するとは限らないのだ。CM などテレビから流れる音で名称を覚えている場合もあるだろう。ユーザーは、耳で覚えた文字列を漢字で入力するかもしれないし、平仮名、カタカナ、英字かもしれない。小さな「ッ」を使用している場合、「ッ」を抜かして入力してしまう場合もあるだろう。 このように「検索方法はユーザーが決める」ということを常に考えておく必要がある。企業が当然と思っていることが、ユーザーには当然ではないのだ。 (執筆:片岡かおり、監修:信太明)
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