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2004年2月5日 00:00

「旅行業界」検索エンジンマーケティング状況

旅行業界といえば、パッケージ・ツアーや格安チケットブームに代表される価格競争の時代を経て、現在では旅行者のニーズの多様化が更に進み、商品の細分化が加速している状況がある。それにあわせてインターネットでの展開も劇的な進化を遂げており、この業界にとって事業戦略上、欠くことの出来ないチャネルの一つとなっている。

チケットがいつでも買える、空席・空室情報がリアルタイムで確認可能、宿泊予約が24時間可能、乗り換え時間や運賃の検索が容易にできる、……といったユーザーメリットが次々に現実のものとなり、旅行者の利便性を支えている。当然、検索エンジンもこの下支えに一役買っており、特に個人旅行者にとって、検索エンジンを活用しながらチケットや宿泊先の予約を試みる行動は、インターネットを活用したトラベルプランニングの王道であるといえよう。

旅行関連のサイトへ検索エンジンからアプローチするユーザーには、大きく分けて二つのタイプが存在する。

第一に「行き先を決めている」ユーザー。検索の傾向としては、手段と地名でセグメントするかたちが多い。例えば「温泉△草津」「海外旅行△アメリカ」「スキー△北海道」。もしくは地名を一語入力する検索。「登別温泉」「ハワイ」「沖縄」などがこれに当てはまる。

これらにはキーワードの組み合わせが多数存在し、それぞれにピンポイントで対策を講じる必要がある。少々手間ではあるが、ニーズの高いユーザーの取り込みが可能になるので、想定し得るすべてのワードに対して属性別にページ、地域にちなんだコンテンツを充実させ、ユーザーのニーズにマッチしたページを構成する事で高いコンバージョンを目指したい。

第二に「行き先を決めたい」ユーザー。検索の傾向としては一般名称が多くなる。「国内(海外)旅行」「格安旅行」「雪祭り」「1泊旅行」「卒業旅行」「パックツアー」「リゾートホテル」などといった具合である。行き先に関する情報を必要としている為、直ぐに予約や申し込みといった傾向は低いが、情報収集のため、来訪したサイトをよく見る傾向があると言えよう。耳寄りな情報やクーポン券などのメリットが生かせるユーザーも多いので、サイト全体の情報の量と質で、他社との差別化を図りたいところである。

検索エンジン対策へは多くの企業が着手済みの業界だが、想起されるキーワードが多岐に渡るため、「旅行」「航空券」「海外旅行」「温泉」等というコアになるワードと、地名を軸にしたセグメンテーションされたワードとの併用で、効果は十分に期待できるといえよう。アクセスが見込め、かつ自社商品の優位性を訴求できるワードの選定を、じっくりと行いたい。

(執筆:工藤典久/監修:信太明)

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