Webビジネス 2004年2月25日 00:00

ソフトバンク BB、恐喝未遂事件の全容を公表

著者: japan.internet.com 編集部
2004年2月25日 00:00 付の記事
□国内internet.com発の記事

ソフトバンク BB 株式会社は2004年2月25日、 同社がヤフー株式会社と共同で行っているブロードバンド接続サービス「Yahoo! BB」の顧客情報を使った恐喝未遂事件ついて、謝罪と報告を行った。

それによると、 同社は事件の全容解明に向けて捜査当局に全面的に協力しているが、 現時点では流出経路を特定できてはいないとのこと。

また、 テレビや新聞などのマスコミが報道している460万件の顧客情報については、 同日時点では照合されていないので真偽を確認できていないこと、 この460万件の個人情報の照合調査は、 警察の指示に従って同日2月25日から開始する予定であることを報告した。

恐喝事件の犯人から二次流出する可能性は、 現時点ではない、としている。

ソフトバンク BB によると、 流出した242名の顧客情報は同社の会員データと一致しているが、 その内容は、申し込み住所、氏名、電話番号、申込日、メールアドレスで、 クレジットカード番号やパスワード、 利用歴などの信用情報は含まれていないとのこと。

同社ではこの件に関する専用問い合わせ電話を設置した。 問い合わせ先は、Yahoo! BBカスタマーサポートセンターお客様相談室(電話番号 0120-956-827)。

ソフトバンク BB では2月24日、 Yahoo! BB の顧客情報を使った恐喝未遂事件に関して、 以下のようにコメントしている。

「弊社がお客様情報をもとにした恐喝の標的になったことにつきまして、お客様並びに関係者にご報告申し上げます。

本年1月23日に242名の顧客情報流出に関して公表させていただきました。 既に警察当局に被害届けを提出し、捜査にあたっていただいておりますが、今後も引き続き全容解明と二次流出や悪用防止に向け警察当局と協力し調査を進めて参ります。 現時点では242名の顧客情報が当社の会員データと一致いたしましたが、内容は申し込み住所、氏名、電話番号、申込日、メールアドレスであり、クレジットカード番号やパスワード、利用歴等の信用情報は含まれておりません。

社内的にはお客様情報へのアクセス制限の強化、不正アクセスへの監視体制の強化など、引き続き全社的なセキュリティ対策を徹底するのに加え、業務委託先などを含めた全社的なコンプライアンスの強化を図って参ります」

また、 事件の経緯を以下のように報告している。

1月7日に、 逮捕された湯浅輝昭容疑者からソフトバンク子会社の取引先が8名分のリストを受け取った。 1月14日にはこの8件分の情報が Yahoo! BB の個人情報の一部であることが確認された。

また、1月17日には、 同社の顧客対応部署に fuu fuu と名乗る人物から、 メールで104件分の情報が届き、 1月19に同社は警視庁久松警察とハイテク犯罪対策センターに相談、 20日には警視庁捜査1課にも事情を説明した。

20日深夜、湯浅容疑者がソフトバンク子会社役員に電話で接触、 「数百万件の情報を、知人が持っている」と話した。 同社は翌21日、ソフトバンク箱崎本社で湯浅と面談し、 130件分のリストをハードコピーで受け取ったが、このとき1回目の恐喝があった。

同社は22日に総務省に報告し、 二次流出防止と捜査への協力、社内情報管理の徹底で指導を受けた。

23日には242件の顧客情報流出に関するニュースリリースを発行、 同日夜には警察の指示により都内ホテルで湯浅と面談した。 このときプラスチックケースを受け取り、警察に引き渡した。

24日には fuu fuu から具体的な返却条件と担当者の指定を求めてきた。 26日には湯浅から2回目の恐喝があり、被害届を提出した。 30日には fuu fuu から金銭を要求するメールがあり、 2月3日、fuu fuu 案件の被害届を提出した。

警察から、 湯浅容疑者と fuu fuu(木全)容疑者を逮捕したという連絡があったのは2月11日。

なお、 同社では、捜査上の理由からこれまで情報を公開していなかったという。



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