Webビジネス2004年3月25日 00:00
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見られたくない過去!?

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20040325/8.html
著者:アウンコンサルティング株式会社 執筆:片岡かおり /監修:信太明
国内internet.com発の記事
あなたのサイトには、キャンペーンページやセミナー募集など、期間限定のページなどはないだろうか? 

そのようなページがある場合、期間が終了となり、無効となったキャンペーン情報やセミナー募集ページについてはどのような対処を取っているのだろう。

リンクを外し、どこからもアクセスできなくしている? 新しい情報に上書きしている? リンクをはずせば Web サイトからページを辿ることはできないだろうし、該当ページへ直接アクセスされても新しい情報が表示されれば問題はない。しかし、Google の「キャッシュ」機能を利用すれば、現存しない過去の情報へとアクセスすることが可能なのである。

キャッシュとは、ページを保有するサーバーがダウンした場合でもユーザーが見られるように、Google がクロール時点でのページ内容を保存する機能だ。このキャッシュに保存してある内容が Google の検索の対象になっているのだ。キャッシュの内容は、検索結果に表示される「キャッシュ」というリンクから見ることが出来る(*ページ検索に Google を利用する Yahoo! JAPAN でも、この2月にキャッシュ機能を追加している)。

Google によると、ページのコピー保存は一時的なもので、無効となったリンクはどんどん抹消しているというが、更新周期は定まっていない。

というわけで、該当ページへのリンクを外すだけでは、何かしらの検索キーワードで検索結果に表示されてしまう可能性が残っているといえる。しかも、たとえアクセスした際に「404エラー」が表示されても、キャッシュのリンクをたどることにより、どのようなページだったかを見られてしまう。

内容が過去のキャンペーンやセミナー情報ぐらいなら特に問題はないかもしれない。では、ニュースサイトなどで事実関係について何らかの訂正を行った場合はどうだろう。あるいは、個人情報などを誤ってサイト上にアップしていた場合は? もしかしたら、法的問題に発展するかもしれない。サイト上では正しい情報に修正したにも関わらず、キャッシュには誤った、もしくは古い情報が残っているからだ。

キャッシュはそれなりの頻度で新しい情報へ更新されるが、一刻も早くキャッシュを参照できないようにしたい、という場合の対応として、Google の下記ページからキャッシュの削除依頼をかけることができる。

http://services.google.com:8882/urlconsole/controller

しかし、キャッシュ機能があることで、有益に働くこともある。たとえば万が一、サーバートラブルなどでサイトのデータが消えてしまっても、キャッシュ機能からサイトが復元できる可能性がある。

また SEO の観点からは、Google がいつの情報を元に該当ページを判定しているかが見えてくる。

ユーザーの立場からは、キャッシュを表示させることで、検索キーワードに一致した文字がハイライト表示されるので、目的の情報がページのどこに掲載されているかを確認しやすくなる。

以上をふまえ、キャッシュの参照により古い情報が閲覧される可能性があることを考慮してページ作成を行いたい。情報の性質によっては最初からキャッシュに残らないよう設定させることが必要かもしれないし、古い情報が見えたとしても、それ以降もひんぱんに情報を更新しているという姿勢を伝える工夫も可能だろう。

(執筆:片岡かおり、監修:信太明)


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