Webビジネス 2004年4月26日 00:00

新興の Archivas、固定コンテンツ市場に強力製品

著者: Clint Boulton  オリジナル版を読む
2004年4月26日 00:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

米政府が新たに作った規制があまりに多いために苦労が増えた IT 管理者は、改変が許されないデータを遵守規定に従って長期保管できるストレージ製品に対する関心をますます高めている。

一方、企業に対するこうした規制圧力は、「フィックス (固定) コンテンツ」と呼ばれる分野に Archivas のような新興会社が参入する道も開いた。

Archivas は、2003年5月に設立されたのち「準備モード」を続けており Web サイトでも簡単な紹介しか掲載していない (24日現在) が、26日に開かれる業界イベント『Storage Decisions』で本格的業務開始を発表する予定だ。同社は、小切手や領収書などの画像、契約の記録、衛星画像といった、頻繁に参照するが改変してはならないファイル用の特殊な保存システム『ArC』の開発を進めている。

ArC は、オブジェクトをベースにしたファイルシステムだ。このオブジェクトとは、ファイルとメタデータ (ファイルに関する情報) およびファイルポリシーを含んでおり、ArC はボリュームやファイルではなくアーカイブオブジェクトの保存と検索を行なう、と Archivas のマーケティングおよび製品管理担当副社長 Asim Zaheer 氏は説明する。

同氏が internetnews.com に語ったところによると、ArC が他社製品 ── EMC (NYSE:EMC) の『Centera』や Permabit の『Permeon』── より優れているのは、いくつものアプリケーション間でクラスタ化できる固定コンテンツ リポジトリを持っていることだという。

それに比べ、EMC の Centera (2年前に初リリース) の場合、アプリケーション毎に専用機1台が必要なため、コスト高になる。また、メタデータをファイル横断的に分散できないという制約もある。Permabit の Permeon は、ファイルそのものを保存する方式であり、Archivas と EMC のようにオブジェクトベースではない。

ArC は、何百ものノードでクラスタを構成し、1ノードにつき5000万個のオブジェクトを保存できる設計のため、ストレージ容量はペタバイト (2の50乗バイト=約1000兆バイト) に及ぶ。これは、ストレージ市場で一般的なスケールのテラバイト (2の40乗バイト=約1兆バイト) よりもはるかに大きい。

ArC は、今年9月発売の予定だ。価格はまだ発表されていない。

トップページ | 画面トップ

Copyright 2008 Jupitermedia Corporation All Rights Reserved. http://www.internet.com/