今回行われる IP コミュニケーション導入は、本社機能やトレーディングセンターを持つ新川オフィスを対象に実施されるもので、約1,000台の IP フォンが導入される。機器導
入は2003年10月に開始され、2004年5月より本格稼働する。
IP コミュニケーションの導入により、日興コーディアル証券ではネットワーク基盤の刷新を行う。以前、広域ネットワークは IP-VPN によって、主要拠点間は6Mbps×2〜4、支店は1.5Mbps×2で接続されていたが、これを2系統の広域イーサネット網へと移行し、主要拠点間で100Mbps×2、支店で10〜20Mbps の帯域を確保する。ネットワークの移行は
2003年10月から着手され、今後も順次進めていく予定だ。
同社は、「Cisco Unity」により電話と電子メールを融合することで、音声コミュニケーションの効率化を期待している。さらに、同社の営業担当者には近いうちに、「SoftPhone」を導入したノート PC の利用が検討されている。このノート PC のより、社外でも会社の電話が利用でき、毎朝流していた「全店一斉放送」を、音声ファイル化して電子メールなどで配信するなど、よりタイムスケジュールに即した働き方が可能になる。
現在、同社のコールセンターでは、集まったユーザー情報をテキストマイニングする、「Cisco IPPhone 7912G」という取り組みが開始されているが、音声データを追加したより
良いマーケティングを目指し、コールセンターにも IP コミュニケーションの導入を2005年末までに実施するよう計画をしている。それと同時に VoIP ボイスレコーディングや、分析ソリューションの導入も検討している。