Webビジネス 2004年5月21日 00:00

小売業界にも Linux、Solaris の風

著者: Michael Singer  オリジナル版を読む
2004年5月21日 00:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

金融サービス業界ならびに通信業界で実績のある Sun Microsystems (NASDAQ:SUNW) が、小売業界でもその地位を確立しつつあるとして、同業界の複数の新規顧客獲得を発表した。

Sun によると、新たに小売業界の5社が Linux ベースのシステムへ移行することを決定し、Sun の顧客になったという。具体的には、Kelly-Moore PaintsGuitar Center、Air Terminal Gifts などだ。これら5社は全て、業務を Tomax のソフトウェア『Retail.net』によって運営する。Tomax は、Sun のパートナープログラム『iForce』に加入するメンバー企業のひとつ。

Sun の小売業界担当ディレクタ Bob DeLaney 氏は、この新規契約獲得以上に素晴らしいのが、Sun の『Solaris OS』に切り換える小売業者が増えてきたことだと話す。DeLaney 氏によると、Benjamin Moore (塗料)、Ultimate Electronics (家電機器)、Ratner Companies (ヘアーサロンとスパ)、Sportsman’s Warehouse (アウトドアスポーツ用品)、および Grace Kennedy Company (ジャマイカの小売複合企業) などが、Solaris への移行を決めているという。

DeLaney 氏は取材に対し、「小売業界は、ある種非オープンおよび非標準的システム最後の牙城といった感がある。同業界では、インフラをそう簡単に変えようとはしない。しかし、今この業界にも劇的な変化が起こっているのを、当社は感じている。小売業界も、金融サービス業界同様、コスト削減を求めている」と語った。

IBM の旧式システムを押しのけて、小売業界での展開が強まれば、Dell や Hewlett-Packard (HP) の顧客をも奪い取って実績を伸ばすチャンスが開ける、と DeLaney 氏は述べる。Dell と HP はいずれも、POS システムを提供している。

「RFID (無線方式の非接触自動識別) の導入が始まった今、倉庫や集配センターのみならず、店舗内の販売フロアで使えるよう、エッジサーバーに対する要求が強まっている」と DeLaney 氏は述べ、Sun が RFID タグに積極的で、小売業界で同社の地歩を築く機会と捉えている姿勢を示した。



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