今回は Web 制作会社がクライアントから SEO を施したリニューアルを受注した時に、どのような判断基準で SEO 会社への外注を決めると、
それがリニューアル成功に結びつくかを紹介する。
■Web 制作会社とクライアントが持つ SEO に対する認識の温度差
本題に入る前に、
Web 制作会社とクライアントの SEO に対する認識の温度差を考えておく必要がある。
SEO の外注先を決める Web 制作会社にとって、
SEO を単に Web 制作の付加価値としての商材として考えているのか、
SEM(サーチエンジンマーケティング)のツールとして考えるているかによって、
SEO の外注先次第ではクライアントが満足する SEO 施策ができない場合がある。
結果から言えば、
クライアントが満足するケースは、SEM として SEO を施策したときのみである。
クライアントがリニューアル時の SEO を求めているのは、
SEO による検索エンジンからのアクセスアップや、
検索結果の上位表示による企業のブランディング向上効果である。
クライアントはすでに、SEO を SEM のツールとして認識しているので、
単になんらかのキーワードで上位に表示できたからといって、
満足をしなくなっている。
しかし、残念ながら多くの Web 制作会社は、
SEO を Web 制作の付加価値としてしか考えていないために、
SEO を外注してサイトリニューアルしてみたものの、
キーワードの上位表示はできているが、
思った以上にアクセスが伸びず、
クライアントの不満足な結果に終わりがちな傾向にある。
■Web 制作会社の陥りやすい罠
Web 制作会社が SEO を外注すると失敗するケースがある。
それはWeb 制作会社が、
Web デザインに加えて SEO を新たな付加価値として顧客にリニューアルを持ち掛ける場合に、
クライアントから正式に受注した後に制作に入り、
SEO 会社に最後の制作の仕上げとして外注をするパターンである。
SEO 会社はリニューアル作業が終わったページからキーワードを選出し、
そのキーワードを検索結果に上位表示させることに成功する。
しかし、そのキーワードではアクセスが伸びないのである。
SEO を導入したサイトリニューアルに伴い、
どんな SEO 会社に外注をすればいいのか。
深く考える必要はない。
前述のとおり、
クライアントが SEO に求めているのは SEM なのだ。
つまり、答えは SEO 会社でなく、
リニューアル提案をする前に SEM 会社に外注をすることである。
SEM 会社は、
単にキーワードを選出して上位表示させるのでなく、
SEO を圧倒的な集客力と高い ROI(投資収益率)を持ったツールと考え、
Web マーケティングのひとつとしてクライアントに提案をすることが、
上位表示のみを目的とした SEO 会社と大きく違う点である。
特にリニューアルを提案したいクライアントが大企業である場合は、
過去に大企業サイトのリニューアルを SEO で成功させている SEM 会社のノウハウは強力である。
大企業サイトのページ数は軽く1,000ページを超える。
これを制作日数を踏まえて SEO を成功させるには、
緻密なスケジュール管理とクライアントが納得できる SEO の提案書が必要になるので、
ノウハウのある SEM 会社は Web 制作会社にとって強い味方である。
また、そのような SEM 会社は PPC 広告やユーザーテストにも長けているので、
SEM のいろいろな視点からの提案が可能なために、
クライアントにも満足の得る結果が期待できるだろう。
■まとめ
Web 制作会社がリニューアル時に SEO を外注する際は、
・SEM 会社であること
・リニューアル前に SEO を提案から交えて外注すること
・大規模なサイトリニューアルのノウハウを持っていること
・PPC 広告やユーザーテストなどの提案が可能であること
以上の点に注意して、
Web 制作会社は SEO を外注すれば、
クライアントが満足する結果を出すことができると考える。