IBM (NYSE:IBM) は14日、オープンソフトウェアに対する顧客の需要が高まっているとして、新サービス『Open Software Client Services』について、ブラジルでの展開計画を発表した。
IBM によると、ブラジル企業の「オープン」環境移行を支援するため、小売業界と金融業界および政府機関に対して、「コンサルティングをベースにしたアプローチ」をとる計画だという。新サービスは、コールセンター、キオスク、ATM (現金自動預入支払機)、POS (販売時点情報管理) 端末など、Linux を実装しやすいニッチ市場をターゲットにする。
なお、Open Client Desktop Services は、他社製 Linux に対するサポートを拡大。IBM が現在サポート中の Linux ディストリビューション ── Red Hat (NASDAQ:RHAT) 製や Novell (NASDAQ:NOVL) が2003年11月に買収した SUSE Linux 製、および Conectiva Linux の中南米版ディストリビューションなど ── に対するサポートを強めた設計になっている。同サービスは包括的なもので、インストール、実装、移行、移植、特定業界向けの設定などを含む。
Linux は、ブラジルで馴染みが薄いわけではない。先ごろ (6月2日-4日) サンパウロで開催した『Brazilian CIAB 2004』コンファレンスのプレスリリースによると、同国では大手企業の64%以上がすでに Linux を使用中という。Reuters の報道でも、同コンファレンスを伝える記事の中で、ブラジルの銀行160行のうち、42%が現在 Linux を使用中と報じた。
IBM は2004年第1四半期、「中国、東欧、インド、およびブラジルなど新興市場」で2桁成長を記録している。