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2004年8月30日 00:00

Yahoo! Japan における SEO 対策のポイント――入門編

2004年5月31日に、Yahoo! Japan は Google の提携を解消し、 独自の検索エンジンである YST(Yahoo! Search Technology)を導入した。

日本では、 Yahoo! Japan が一般ユーザにもっとも利用されている検索エンジンであり、 Web マーケティング戦略の一環として Yahoo!Japan における検索エンジン対策は不可欠である。 実際、YST と Google における基本的な SEO のポイントはほとんど変わらない。

しかし、 Yahoo! Japan の検索結果表示の特徴を理解して対策を行うことは、 Yahoo! Japan からのアクセス増加に繋がる。

今回は Yahoo! Japan と YST 対策の入門編について述べていこう。

■「Yahoo! 登録サイトとの一致」と「ページとの一致」

Yahoo! Japan の検索結果は、以下の順に表示される。

1.Yahoo! サービスとの一致
2.Yahoo!カテゴリとの一致
3.スポンサーサイトとの一致
4.Yahoo! 登録サイトとの一致
5.ページとの一致

この中で、 Yahoo! Japan における検索エンジン対策としては、 オーバーチュアのキーワード広告である「スポンサーサイトの一致」、 SEO 対策として行うことのできる「Yahoo! 登録サイトとの一致」「ページとの一致」に対して行うことになる。

「Yahoo! 登録サイトとの一致」では、 Yahoo! Japan のディレクトリに登録されているサイトが表示される。 例えば、「ペット」というキーワードについて見てみよう。 TOP ページの検索窓で「ペット」を検索した場合、 「Yahoo! 登録サイトとの一致」に表示される Web サイトは Yahoo! Japan の TOP ページから「 自然科学と技術 > 生物学 > 動物学 > 動物、昆虫、ペット >ペット」というようなディレクトリを辿って表示される Web サイトと同じである。

一方、「ページの一致」には、YST(=Yahoo Search Technology)の検索エンジンロボットが収集してきた Web ページの一覧が表示される。

■ディレクトリ型検索とロボット型検索

Yahoo! Japan はディレクトリ型検索とロボット型検索の両機能を持つ。 検索結果における、 「Yahoo! 登録サイトとの一致」がディレクトリ型検索のことであり、 「ページとの一致」がロボット型検索になる。

Yahoo! Japan のディレクトリ型検索は基本的に「Yahoo! サーファー」と呼ばれるエディター(編集者)によって Web サイトを分類され登録作業が行われる。 登録されるサイトは、 ユーザーからの推薦(登録依頼)や Yahoo! サーファーが有益であると判断したサイトをピックアップして登録されると言われている。

一方、ロボット型検索では先に述べたように、 YST(=Yahoo Search Technology)の検索エンジンロボットが自動的に Web サイトを巡回し、 Web ページのデータを収集してくる。 そして、検索エンジン独自のルール(アルゴリズム)により掲載順位を決めて検索結果に表示させている。

■ディレクトリ型検索が優先される Yahoo! Japan

ユーザーが何かを検索する場合、 Yahoo! Japan の TOP ページにアクセスし、 ディレクトリをたどって目的の Web サイトを探す場合もあるが、 一般的なユーザーは TOP ページにある検索窓にキーワードを入力し、 「検索」ボタンをクリックするほうが多いだろう。

例えば Yahoo! Japan で、 先に述べた「ペット」の例で考えれば、 「ペット」についてのサイトが「自然科学と技術」の中にあるかもしれないと予想する一般ユーザーはほとんどいない。 同じく、その次のディレクトリである「生物学」についても、 そのディレクトリに「ペット」についてのサイトが掲載されていると予想するのは難しいだろう。 むしろ、検索窓にキーワードを入力するほうが、楽に検索結果にたどりつける。

しかし、Yahoo! Japan では検索窓にキーワードを入力して検索を行っても、 「ページとの一致」よりも「Yahoo! 登録サイトとの一致」というディレクトリが優先して表示されるのである。 ここが Google と違う Yahoo! Japan の特徴のひとつである。

■ロボット型検索が優先される Google

今度は、Google で「ペット」と検索してみよう。

基本的に、検索結果の最初に表示されるのは、 ロボット型検索エンジンの検索結果である。 ところで、Yahoo! Japan におけるキーワード広告オーバーチュアに相当する Google のアドワーズ広告は、 キーワードによってはロールアップとして検索結果表示の上に2件表示されるが、 基本的にはページの右サイドに並ぶ。

したがって、 Google では Yahoo! Japan のようにキーワード広告によって自然検索結果の表示位置が下げられることもない。 また、Google で採用しているディレクトリ型検索は、 ヘッダにある「ディレクトリ」というリンクをクリックすれば表示されるようになる。つまり、Google では、 Yahoo! Japan と違ってディレクトリ型検索とロボット型検索は分離されている。

このように、ともにディレクトリ型検索とロボット型検索を採用している Yahoo! Japan と Google ではあるが、 それぞれ、検索結果の表示の仕方が異なる。 SEO の技術的な観点からは Google と YST はそれほど差はないと言われているが、 検索サービスとしての Google と Yahoo! Japan という側面から見れば、 Yahoo! Japan に対する個別の対策が必要になるだろう。

次回はもう少し具体的に Yahoo! Japan 対策について述べていこう。

記事提供:ファンサイド

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