Webビジネス 2004年9月16日 00:00

JPMorgan と IBM、50億ドルの IT 業務委託契約を解消

著者: Clint Boulton  オリジナル版を読む
2004年9月16日 00:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

JPMorgan Chase (NYSE:JPM) と IBM (NYSE:IBM) は15日、両社が結んでいる50億ドルの IT 業務委託契約を解消すると発表した。

JPMorgan Chase は2005年1月から、データセンター/ヘルプデスク/分散コンピューティング/データネットワークの業務を自社で管理するとともに、現在それらの業務に携わっている IBM の従業員および契約社員、合わせて4000人を引き継ぐことになる。

JPMorgan Chase は1兆1000億ドルの資産を持つ金融サービス会社だ。同社は声明の中で、2004年7月に Bank One を吸収合併したことにより、ツール/業務/規模の面で世界規模のインフラサービスを、自ら構築できる体制が整ったと述べている。

今回の契約解消は、IBM にとっては痛手となる。同社は IT 業務受託市場で、EDS (NYSE:EDS) や Hewlett-Packard (NYSE:HPQ) と長期大型契約の獲得を競っている。金融サービス市場は IT 業務を引き受けるハイテク企業にとって、比較的儲かる市場というのが一般的な見方だ。

ただし両社は、今回の契約解消が関係悪化を意味するものではないと述べている。

IBM の広報担当 James Sciales 氏は取材に対し、「JPMorgan は今後も当社の重要な顧客で、親密な技術提携先ということに変わりない」と答えた。

また JPMorgan の CIO (最高情報責任者) Austin Adams 氏は声明の中で、「当社は IBM との強固な関係を重視しており、複数の特定業務に関して、今後も部分的な IT インフラサービスの提供を受ける」と述べた。

今回解消が決まった契約は、両社が2002年に結んだものだ。IBM にとっては American Express と結んでいた40億ドルの契約を上回り、過去最高額の IT 業務受託契約だった。

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