Webビジネス2004年10月25日 00:00
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カナダの ISP が先陣、『Sender ID』を使った Eメールサービス

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20041025/11.html
著者:Jim Wagner
海外internet.com発の記事
Microsoft の Eメール送信元認証技術『Sender ID』は、逆風を受けているが、消えてしまったわけではない。来月、カナダのインターネットサービス プロバイダ (ISP)、Internet Light and Power (ILAP) は、Sender ID 技術を組み入れた Eメール用ファイヤーウォールサービスを開始する。世界中で非難を浴びている同技術を使ったものとしては恐らく初めてとなる商用サービスだ。

ILAP は、新サービスについて、同社の Eメールファイヤーウォール サービス『iPermitMail』に Sender ID 技術を組み込んだものだと述べている。そして、Eメール認証プロトコル『Sender Policy Framework』(SPF) レコードを持つ Eメールについて、スパムおよびフィッシングを遮断すると保証している。利用料は月額3.75米ドルで、11月1日から開始するという。

Eメールの2大災厄を完全に遮断するという保証は、究極の処方箋のように見える。多くの ISP がスパムに汚染されない受信箱を提供すると謳いながらも、それを実現しているケースは希だ。スパムメッセージおよびフィッシンメッセージを遮断することは可能なのだが、正当なメッセージを誤ってスパムと見なしてしまう誤認の危険があることから、多くの企業は厳格なスパムフィルタやスパム遮断機能の配備に二の足を踏んでいる。

ILAP の社長 Tristan Goguen 氏は、Sender ID がこの問題に対する答えだと考えている。Sender ID は、Microsoft の『Caller ID for E-Mail』と SPF を組み合わせた技術だ。メールサーバー上で使い、SPF レコードを持つ全 Eメールを調べ、送信者の Eメールアドレスにあるドメイン名が実際の送信元のドメインと同じかどうかを確認する。この情報が一致しない場合、その Eメールを拒否する仕組みだ。

ILAP によると、iPermitMail サービスは現在スパムの99.9%を遮断しているが、残りの0.1%をクリアするために、一見すると正当に見えるが送信元を偽った Eメールに対処できる解決策が必要だったという。

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