映画業界もファイル交換による著作権侵害に個別訴訟で対抗米国映画協会 (MPAA) は4日、不法に映画ファイルを交換している P2P ネットワーク ユーザー個人に対し、11月16日から著作権侵害訴訟を開始すると発表した。
訴訟では、損害賠償と利用差し止めを求めるという。米国の著作権法では、インターネット上で映画を不法にコピーまたは配布した場合、損害賠償額を1件につき最高で3万ドルと定めている。また、著作権侵害が意図的だったことが明らかになった場合には、1件あたりの最高賠償額は15万ドルだ。 著作権を侵害した P2P ネットワーク ユーザーに対する訴訟では、音楽業界の方が積極的で、全米レコード工業会 (RIAA) は2003年9月以降、5000件以上の個別訴訟を起こしている。これまでの映画業界と音楽業界との姿勢の違いは、主に流通するファイルの性質の違いによるところが大きかった。 MPAA によれば、米国で P2P ネットワークにより不法に流通している映画ファイルは、1日平均11万5000本から14万8000本にのぼるという。流通する映画ファイルの大きさは平均2GB で、ダウンロードに12時間から18時間かかり、最新技術を使えば、この時間は3時間から6時間で済むと MPAA は述べた。 これに対して、音楽ファイルの大きさは平均3MB で、わずか数秒で P2P ネットワークからダウンロードできる。 MPAA は声明のなかで、「音楽ファイルと比べ、映画ファイルのダウンロードに多大な時間がかかることは、映画業界が音楽業界ほどは被害を受けてこなかった理由のひとつだった。だが、この違いは急速に消えつつある。このような不法な行為が蔓延するのを防ぐために、われわれは個別訴訟という行動に出る」と述べた。 関連記事 最新トップニュース
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