GSX Server は、サーバーを仮想的に分割して、1台のハードウェアで複数の OS やアプリケーションを同時に運用できるソフトウェアで、部門内でのアプリケーション開発や運用など、上位製品に比べて比較的小規模の用途に対応する製品だ。同製品を使えば、仮想化したそれぞれの環境で、『Windows』『Linux』『NetWare』といった標準的な OS を独立して運用でき、物理的なコストを低減できる。
VMware のマーケティング担当副社長 Michael Mullany 氏によると、GSX Server はホスト OS として Windows 用と Linux 用があり、ともに物理 CPU が2基までのハードウェアに対応するライセンス版の価格を、旧価格2500ドルから1400ドルに引き下げたという。
今回の価格体系見直しでは、価格引き下げ以外にも、ライセンスの簡素化を図り、2 CPU ライセンス版のほかに、制限を取り払って GSX Server の最大サポート物理 CPU 数32基までに対応するライセンス版の2本立てになった。後者のライセンス版は、2800ドルで提供する。これまで2 CPU ライセンス版より大きいスケールのバージョンとして、4 CPU ライセンス版を5000ドルで、8 CPU ライセンス版を1万ドルで提供していたが、Mullany 氏によると、売れ行きがあまり芳しくなかったという。
「これほどの大幅値下げを行なったのは、十分にその余裕があるからだ。わが社の売上は、第2四半期の4700万ドルから第3四半期には6100万ドルへと30%も増加している」と Mullany 氏は述べた。また GSX Server 値下げの意図について、仮想化技術の価格的敷居を下げ、よりコスト意識の高い企業にも導入を促すためと、同氏は説明する。
とはいえ、今回の値下げには、GSX Server の競合製品『Virtual Server 2004』を販売している Microsoft に対抗するという目的もある。VMware はクライアント毎のアクセス ライセンス料やターミナル サービスのライセンス料を求めず、仮想化サーバー1台あたりの総所有コストが最も低くなるよう努めている点を、Mullany 氏は強調した。