IBM の『BladeCenter』設計仕様、100余のメーカーに普及自社のブレードサーバー システム『eServer BladeCenter』の設計仕様を公開するという IBM (NYSE:IBM) の決断は、ハイテク業界で大きな関心を呼んだ。同社によると、100社あまりの企業が BladeCenter の仕様を採用し、さまざまなハードウェア製品を作っているという。
BladeCenter はモジュラー型のサーバーで、ピザの箱のように薄型のサーバーを簡単に、筐体の中に追加したり筐体から取り出したりできるのが特徴だ。その設計仕様を IBM が公開したことにより、開発者や BladeCenter パートナー企業などは、自由に同仕様を利用できるようになった。 ブレードサーバーは、省スペースということに加え、従来のラックマウント型より配線本数が少なく消費電力が少ないということもあって、人気が高い。 BladeCenter の設計仕様を自社の製品に活かしている例として、IBM は3社 ── Emulex と Ranch Networks および Tarari ── の事例を紹介した。 Emulex は、同仕様を用いて、IBM 製 BladeCenter にストレージエリアネットワーク (SAN) 接続を提供するホストバスアダプタ (HBA) を開発中だ。同社によると、2005年初めに製品を発売できる見込みだという。 Ranch Networks は、BladeCenter 仕様を使って、ネットワーク管理オプション ブレード (IP 電話サービスプロバイダがセキュリティその他のポリシーを管理できるサーバー) の開発を進めている。また、Tarari は、BladeCenter で用いるコンテンツ高速処理専用のシリコンを開発中で、特に XML 処理の高速化に力を入れている。 IBM は Intel とともに今年9月、BladeCenter 設計仕様の公開に踏み切った。狙いは、ネットワークスイッチやアダプタカード、企業ネットワーク用アプライアンスや通信ブレードなど、BladeCenter と互換性のあるハードウェアの開発や構築を促すことにあった。 現在ブレードサーバー市場でシェア首位の座にある IBM は、自社の設計仕様を業界標準にして、2位の Hewlett-Packard (HP) に差を付けたい考えだ。 調査会社 IDC によると、IBM は Intel 製プロセッサ『Xeon』を搭載したブレードサーバーをこれまでに10万台以上販売し、今年第3四半期にブレードサーバー市場で44%のシェアを獲得している。2位 HP (NYSE:HPQ) のシェアは32%だった。IDC は、ブレードサーバーの増加が続くと予想し、2007年には販売されるサーバーのうち4台に1台がブレードになると見ている。 関連記事 最新トップニュース
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