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FBI、インターネット監視システム『Carnivore』を廃止米連邦捜査局 (FBI) は、批判の多かったインターネット監視プログラム『Carnivore』を事実上廃止したようだ。同局は10日ほど前にも、特製の事件管理アプリケーション『Virtual Case File』(VCF) を市販ソフトウェアに切り換える計画があると発表したばかりだった。
市民的自由の擁護を訴える団体『電子プライバシー情報センター』(EPIC) が情報自由法 (FOIA) を使って入手した報告書によると、FBI は2002年と2003年の2年間、インターネットの傍受活動に Carnivore を一度も使用しなかったという。 この報告書は、FBI が上院および下院の司法委員会に提出していたものだ。FBI は、その2年間に行なった13件のインターネット通信傍受では、いずれも Carnivore ではなく市販のソフトウェアを使用した、と同報告書に記している。 FBI にコメントを求めたが、回答は来ていない。 Carnivore は、正式名称を『Digital Collection System 1000』(DCS-1000) といい、インターネット サービスプロバイダ (ISP) を通過するデータトラフィックを傍受するシステムだ。Clinton 大統領が政権の座にあった2000年に発表されたが、プライバシー擁護団体などが激しく批判していた。 EPIC の主張によると、Carnivore が傍受するインターネット通信の「大部分」は、一般インターネット利用者のものであり、裁判所の許可を得て傍受対象を決めたり対象者を特定した人物の通信ではないという。従来の電話通信では、傍受対象を厳密に限定でき、他の利用者のプライバシー侵害に至らない。 こうした批判を受け、FBI は Carnivore について、データトラフィックをフィルタリングし、裁判所から傍受許可を得たパケットのみを対象にするとの主張を続けていた。だが、同システムの詳細については、一切明らかにしていない。 EPIC は入手した報告書の公開にあたり、次のような見方を示した。「FBI にとって Carnivore のようなインターネット監視ツールの必要性は減っている。なぜなら、今では ISP がインターネットのトラフィック情報を直接、政府に提供しているためだ」 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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