Sun Microsystems (NASDAQ:SUNW) は25日、次世代 UNIX 系サーバー OS『Solaris 10』のオープンソース化について詳細を発表した。それによると、ソースコードは今月14日にオープンソース推進団体 Open Source Initiative (OSI) の認証を受けた『Common Development and Distribution License (CDDL)』ライセンスのもとで公開し、公開時期は第2四半期になるという。
Sun はまた、オープンソース化プロジェクト『OpenSolaris』の一環として、新たにコミュニティ向けの Web サイトを開設した。さらに、専門の顧問委員会も設立する予定だ。
OpenSolaris で公開するのは、Solaris 10 の現行およびそれ以降のバージョンのみとなる。Solaris 10 のビルド可能なソースコードは、新設のコミュニティサイト上で第2四半期に公開となるが、Sun ではそれに先駆け、一部コードを公開している。一足先に利用可能となったのは、同 OS で新たに提供する高度なパフォーマンス診断機能、『DTrace』のソースコードだ。
Sun のソフトウェア部門副社長 Tom Goguen 氏は、取材に対し次のように述べた。「注目を集めていることは承知している。DTrace の公開は当社の真剣さを示すものだ。当社のエンジニアがオープンソースコミュニティに貢献することを期待している」
同社が Solaris のオープンソース化を推進する理由の1つに、Red Hat (NASDAQ:RHAT) などの Linux ディストリビュータからシェアを奪うという目的がある。Sun の低価格 x86 ベースサーバーは Linux にも対応しており、その意味では Red Hat は Sun に利益をもたらしているが、一方で Solaris のライセンス事業からは利益を奪う格好となっている。
そのため、同社は OpenSolaris プロジェクトを進めるにあたり、Red Hat が後援しているコミュニティベースの Linux 開発プロジェクト『Fedora Project』と常に比較対照を行なってきた。Fedora の場合、開発者が認証済み Linux ディストリビューションのライセンスを受けるには、有償のサポート契約を結ぶ必要があるが、Solaris ディストリビューションの場合、それ自体は独立系ソフトウェアベンダー (ISV) がテストしたうえで、無償で公開すると Goguen 氏は述べた。