IBM (NYSE:IBM) は26日、企業によるサービス指向アーキテクチャ (SOA) の構築および展開を支援する新しいサービス『Service Oriented Modeling and Architecture』(SOMA) を発表した。分散コンピューティング計画で昨年やり残した部分をカバーする動きだ。
SOA は、企業がデータやアプリケーションを顧客/提携先/納入業者などとオンデマンドで共用できるようにする標準フレームワークのことで、「記述言語で定義されたサービスを共通のインターフェースで結合する、分散コンピューティング」と言える。
SOA は、業務処理のために Web サービスを使うことが多い。SOA の人気は、インターネットを介して経費節減やビジネスプロセスの効率化を図るためにコードやその他の資産を再利用したい企業の間で、高まっている。
SOA の最終的な目標は、企業がその顧客/提携先/納入業者と情報およびアプリケーションを統合できるよう支援することだ。IBM の SOMA サービスの狙いも、ユーザー企業に対してビジネスプロセスの視認性向上を提供することにある。SOMA の一端として、同社のコンポーネント ビジネスモデリング部門は、ユーザー企業がその競合企業に差を付けることのできる戦略的ビジネスプロセスはどれか、見極める手助けをするという。
IBM は、CEO を対象にした調査で「経費節減よりも事業成長を最優先する」という回答が多かったことに言及した。そして、素早くスケールアップするために必要な資力に乏しい企業も、SOMA を利用して事業を拡大できると、同サービスの利点を強調している。
SOMA は、IBM が個々の企業に合わせたサービスや青写真を介して2年前から進めているオンデマンド戦略を、より強力に推進しようという同社の意気込みの表れだ。
IBM は、これまでオンデマンド構想の多くを製品として具体化してきたが、自社が誇る Global Services 部門を同戦略に関わらせる動きを強めている。その一環として、同社は25日に ASP 大手の Corio を買収し、アプリケーションサービスを強化すると発表したばかりだ。