IBM の Lisette Kwong 氏は、「Sun の Solaris は、サーバー市場でシェアを失った。Solaris のオープンソース化は、顧客ベースを維持するための苦肉の策だが、シェアが減少しすぎて手遅れだ」と述べた。IBM は2004年8月、組み込み用データベース技術『Cloudscape』のソースコードを公開している。
また Red Hat 顧問の Mark Webbink 氏は報道関係者に宛てた書簡の中で、「Sun は、これまで Solaris のソースコードに関わる機会など無かった開発者を、急に何百人何千人と、どうやって開発コミュニティに集めるつもりなのか」と疑問を投げかけた。「Red Hat は以前、買収した数社に関連して、同様の経験をしている。既存ソフトウェアの周辺にコミュニティを構築することは、想像よりもはるかに難しい」と同氏は語る。
しかし一方で、従来より Solaris をサポートしてきたベンダーには、企業向けアプリケーション大手の Oracle と SAP が存在する。Oracle は高い業務継続性を実現するため「Unbreakable」のスローガンの元、不断性の高さが重要なハイエンド市場を狙い、複数の Linux ディストリビュータとの関係を深めて「Unbreakable Linux」を推進しているが、これと同様に「Unbreakable OpenSoraris」といった形で、Unbreakable 戦略を拡大すると予測する向きもある。SAP については、OpenSolaris と SAP 製品をパッケージ化することで、中小企業にとって魅力的な製品になる可能性があるとの声も出ている。
Sun の CEO、Scott McNealy 氏は会見の中で、技術提供者の多さをはじめ、組み込み製品での利用や、ほかのオープンソースコミュニティによる採用の多さが、OpenSolaris の成功を計る基準になるとの認識を示した。