2004年の半導体売上、過去最高を記録半導体市場は2004年、パソコンおよび携帯電話の販売台数急増の恩恵を受け、過去最高の年間売上を記録した。
米国半導体工業会 (SIA) は1月31日、2004年の半導体売上が世界全体で2130億ドルに達したとの報告書を発表した。この売上高は2003年の1664億ドルに比べ28%増で、年間売上が2000億ドルの大台を超えたのは、2000年以来のことだ。 SIA 会長の George Scalise 氏によると、2004年の売上増が特に大きかったのは上半期で、前年同期比36.5%増を記録した。下半期は同21%増にとどまったという。SIA の報告書は、半導体メーカー約66社のデータをまとめたものだ。同会が2003年に発表した2004年通年の売上見通しは、2003年比19.4%増 (1946億ドル) に過ぎなかったが、それをかなり上回ったことになる。 半導体売上大幅増の大きな原因の1つは、パソコンおよび携帯電話の販売が好調だったことにある。パソコンと携帯電話の販売台数増の大部分は、企業の買い換え需要が高かったことによるもの、と報告書は示唆している。また、デジタル音楽およびデジタル写真の人気が高まって、関連機器を購入した一般消費者が多かったことも半導体売上増に大いに貢献した。 SIA の報告書によると、DRAM の総売上は2004年に61%近くも急増し、半導体製品ラインの中で他を圧倒する伸び率だったという。一方、Intel、AMD、Texas Instruments、IBM などが製造するマイクロプロセッサの売上は、前年比約11%増にとどまった。 2004年の携帯電話販売台数は6億7400万台に達し、2003年に比べて32%あまり増えた。IT 調査会社 Strategy Analytics によると、携帯電話の販売増が、デジタル信号プロセッサ (DSP) の売上を押し上げたという。DSP は、携帯電話やファックスおよびデジタルテレビに使われているもので、その売上は2004年、前年比27%増になっている。デジタルカメラに広く使われているオプトエレクトロニクス半導体も需要が多く、2004年の売上は前年比約44%増を記録した。 2004年の売上は上述のように好調だったが、2005年はそれほど大きな伸びは期待できないだろうと見て、SIA は2005年の売上見通しを若干ながら下方修正し、2004年に比べ5.8%増の2060億ドルにとどまるとの見込みを示した。そして、2006年を起点に上昇傾向に戻り、同年は6.6%増の2196億ドルに達する見込みだと述べている。 関連記事 最新トップニュース
|
|