Sun と Microsoft が SOA 採用促進に向けて歩み寄りSun Microsystems (NASDAQ:SUNW) と Microsoft (NASDAQ:MSFT) が、サービス指向アーキテクチャ (SOA) の採用促進を目指し、両社の溝を急速に縮めつつある。ニューヨークで開催中の『Web Services on Wall Street 2005』カンファレンス (2月1日-2日) において、Sun の『iPlanet』製品担当 CTO (最高技術責任者)、Hal Jespersen 氏が明らかにした。
長年ライバルとして競い合ってきた両社だが、昨年4月に特許訴訟で和解して以降、製品の相互運用性実現に向けて歩み寄っている。Jespersen 氏によると、両社は目下、連携型 ID 管理技術の確立へ向けて着実に取り組んでいるという。Web サービスおよび SOA の広範な採用に大きな障壁となっている、相互運用性を向上させるのが目的だ。 この障壁を打破するには、Sun が支持する従来からの LDAP と、Microsoft が推進する『Active Directory』との間に折り合う点を見つけなければならない、と Jespersen 氏は話す。そのため両社は現在、アドレス指定、イベント実行、メタデータの交換および管理に関して、Web サービス標準の確立を目指している。 ここ数年、業界アナリストも指摘してきたことだが、「ID 管理のコラボレーションについては、これまで業界内に分裂があった」と Jespersen 氏は述べ、さらにこう続けた。「LDAP を支持する Sun 派と、Active Directory を支持する Microsoft 派では、ID を共有することが不可能だった。だが、両社は今後数か月のうちに、1つの企業内で Microsoft (の『Windows』)、UNIX、Linux、(Sun の)『Solaris』の各 OS に横断的にシングル サインオンできるようになると見込んでいる」 ただ、今や大半の CIO にとっては、SOA の方が Web サービスより重要なものになっているとして、Jespersen 氏はいかにして顧客が SOA を活用し、10%程度にとどまっているデータセンターにおけるリソースの利用率を改善できるか、その方法について触れた。 Jespersen 氏によると、企業の CIO たちはこれまで、「個々の要素が孤立し、互換性を持たないビジネスシステム」に対して、柔軟さに欠けると不満を抱いていたという。この種のシステムでは、すべてが固定化し、制約が多くて柔軟性がない。 この問題をソフトウェア側で解決するため、Sun や Microsoft、IBM などの企業は、従来の方法による電子データ交換から、SOAP や WSDL、UDDI などのプロトコルを用いたやり取りへの移行を助ける取り組みを行なっている。 これらプロトコルは現在、Web サービス、すなわち企業間 (B2B) のやり取りを簡略化するためのアプリケーション群を実行するのに役立っている。しかし、Jespersen 氏によれば、Sun をはじめとする関係各社はまもなく、それら B2B アプリケーションにコレオグラフィやビジネス統合仕様を適用させられるようになるという。実現すれば、1000分の数秒単位で情報を提供できる「真のリアルタイム エンタープライズ」の夢が叶うことになる。 関連記事 最新トップニュース
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