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2005年2月3日 00:00

コンテンツ連動型広告の可能性

グーグル「アドワーズ広告」における「コンテンツターゲット広告」の魅力が高まっている。

ご存じの通り、「コンテンツターゲット広告」とは、グーグルと提携するコンテンツサイトに対して アドワーズ広告を配信する広告のことであり、ウェブページの記述内容に関連性が高いと判定された 広告を表示する。主要なサイトへの広告掲載の拡大、既に存在するキーワード広告を転用できる点 などは、他社のコンテンツ連動型広告と全く同じといって良い。

しかしながらアドワーズ広告に関しては、媒体者数の大半が「 Google AdSense 」を経由して広告掲載 している為、広告掲載可能なコンテンツの数が他社と比較して圧倒的に多い。また、配信するサイトが パートナーである大手情報系ポータルサイトに限定されないため、大手ポータルが取り上げないニッチ な情報についても、それを取り上げるコンテンツやブログを通じて広告の掲載が可能になっている点、 まったく異なっている。

「 Google AdSense 」とは企業や個人などウェブサイト運営者のための広告プログラムの1種で、 検索結果ページやコンテンツページに広告を掲載する仕組みのことで ある。日本で2003年12月 にリリースされたこの仕組みの最大の特徴は「自動化」にある。自動化することで、 パートナーのリクルーティングを最大化し、媒体者の急激な増加に楽々と対応している。

以前に指摘されていた自動化ゆえのミスマッチについても、アドワーズ広告の掲載情報 と同社クローラーが既に取得してあるウェブサイトの情報の中から、関連性の高い コンテンツを表示させる為のアルゴリズムが、オーガニックサーチ同様に日々進化を 続けており、問題も解消されつつあるようだ。

一般的にコンテンツ広告は、「情報収集」型のユーザーが多いため、キーワード広告 と比較するとクリック率が低いといわれているが、同時に「商材やソリューションを吟味している」 ユーザーも含まれている為、コンバージョン率は高いといわれている。広告主にとっては 手放したくない潜在顧客が多く含まれている。

日本の大手ポータルサイトが、「手間をかけた」情報コンテンツの提供や、 ウェブメール・ブログ・プロバイダ契約などによるユーザーの「囲い込み」戦略を 打ち出しているのに対し、グーグルは極限まで「自動化」し、ユーザーが必要とし ている情報にいかにすばやく適切に到達できるかを念頭に「外に出す」形でユーザーの 利便性を追求している。今後の展開はますます目が離せない。

(執筆:コンサルティンググループ 工藤典久)


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