MS による ContentGuard 株の買収、EC が審査を再開欧州連合 (EU) の欧州委員会 (EC) は11日、Microsoft (NASDAQ:MSFT) と Time Warner (NYSE:TWX) による DRM (デジタル著作権管理) 技術専門会社 ContentGuard の株式取得について、独占禁止法違反に当たらないか審査を再開したと、複数の通信社が報じた。
AP 通信の記事によると、Microsoft と Time Warner が組んで計画中の ContentGuard 買収は見通しが不透明だという。ContentGuard 株の持ち株比率を低めて EC の懸念を薄めようと、Microsoft と Time Warner は昨年11月、所有する ContentGuard 株の一部をフランスのハイテク大手 Thomson に売却した。しかし、EC は、両社が昨年4月 Xerox から ContentGuard 株を買収したこと自体が独占禁止法に触れないかを問題にしているからだ。 EC が審査を再開した背景には、Time Warner および Thomson との共同出資とはいえ Microsoft が ContentGuard 株の多くを取得し、OS 市場における独占的立場を利用して、ContentGuard の技術を OS に組み込むのではないかとの懸念がある。 ContentGuard 株式の買収によって Microsoft がヨーロッパの DRM 技術市場でも支配的な力を持ちかねないと懸念し、EU 加盟地域における企業の合併や買収の規制を担当している EC は昨年8月、Microsoft と Time Warner による ContentGuard 株式の買収について、4か月にわたる審査を開始していた。EC は、EU の基本条約の守護者であり、共同体法を提案し実施する権限を持つ。 EC の広報担当 Jonathan Todd 氏は11日、記者会見で次のように述べている。「Microsoft から必要な情報の提供を受けた。われわれは (同社が昨年 ContentGuard と交わした) 最初の契約内容を審査中だ」 今回の再審査は、ContentGuard 株の購入計画に関してさらに詳しい情報を提供するよう、Microsoft に EC が要求し、同社が応じたことを受けて始まった。ContentGuard は、すでに16件の DRM 技術特許を持つほか、それを上回る件数の特許を出願中だ。 以前お伝えしたとおり、ContentGuard が開発した技術の1つ、『XrML』(eXtensible rights Markup Language) は、国際標準化機構 (ISO) が最近承認した規格『MPEG REL』(MPEG Rights Expression Language) の基礎となっている。MPEG REL は、デジタルコンテンツの権利および使用を記述する言語だ。 AP 通信の記事によると、Todd 氏は、Microsoft などの ContentGuard 株買収を承認するか否か、審査の結論を出す期限について、EU 本部が4月7日に設定したと述べた。そして、買収側から「十分な」情報の提供を受けて EC が審査を再開した、と語っているという。 関連記事 最新トップニュース
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