IBM はこの日、同社の Java ベースのデータベース (DB) 製品『Cloudscape』とプログラミング言語『PHP』を統合するため、PHP 利用開発ツール大手の Zend Technologies と提携したことも明らかにしている。
まずオープンソースプロジェクトについてだが、IBM は開発者向けのリソースサイト『developerWorks』で160件あまりのプロジェクトを主催中だ。しかし、自社がそこでオープンソースプロジェクトを主催し続けることは、同サイトの人気にとって必須要件ではないと、IBM のソフトウェアグループ DB マーケティング担当ディレクタ Bernard Spang 氏は述べている。
developerWorks サイトから SourceForge.net サイトに移管する Java 関連プロジェクトには、『Jikes』(Java 用コンパイラ)、『UDDI4J』(UDDI ディレクトリとの通信用 API を提供する Java クラスライブラリ)、『BlueHoc』(Bluetooth シミュレータ) などがある。これらプロジェクトはすべて、『GPL』か『BSD ライセンス』または IBM の『Common Public License』(CPL) 契約に基づいてライセンス供与されている。
なお、Zend との提携を受け、IBM は developerWorks サイトに PHP 専用セクションを新設した。同セクションでは、PHP のスキルや開発を促進するための記事やチュートリアルおよびフォーラムなどを提供する。IBM によると、PHP は Web プログラミング言語市場で40%のシェアを持ち、PHP ベースの Web アプリケーションは『Apache』Web サーバープラットフォーム向けアプリケーションの70%を占めているという。
Zend との提携で中心となるのは、採用後そのままシームレスに使え、インストールが簡単でサポートも付いている、PHP 開発および製造環境『Zend Core for IBM』だ。両社は、Zend の PHP ソリューションと IBM の Cloudscape データベースを組み合わせたソフトウェアの共同開発を開始した。ベースとなる PHP は、Web サービスのサポート機能を備え、XML サポート機能を強化した最新バージョン『PHP 5』を使う。共同開発ソフトウェアの第1弾は今年第2四半期、developerWorks サイト利用者に提供できる予定だという。