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ビジネス2005年2月28日 00:00
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激戦区の検索業界、Ask.jp の戦略と哲学

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著者:japan.internet.com 編集部
国内internet.com発の記事
アスクジーブスジャパン 代表取締役社長 CEO 塩川博孝氏
2005年2月15日、一般ユーザー向け Web 検索エンジン「Ask.jp」を正式オープンした株式会社アスクジーブスジャパン。検索業界は大手企業がひしめく激戦区だが、チャレンジャーとしての Ask.jp の位置や今後の事業展開について、同社社長、塩川博孝氏に聞いた。

まず、同社の競合相手としては Google、Yahoo!などが挙げられるが、テクノロジーを前面に出す Google に対して、Ask.jp の路線はヒューマンタッチな人に優しい検索エンジンであり、ターゲットとするユーザーは異なるそうだ。(とはいえ、実装している検索エンジンは Google キラーと呼ばれた「Teoma」だ。)また、塩川氏によると「Yahoo!は積極的に選択されたわけではなく、ユーザーは流動的だ」という。独自性を出すことでシェア奪取は可能だと見ている。

さらに、同氏は「現在の検索サービスはユーザーに余計な検索技術を課している」と主張する。この現状に対する Ask.jp の打開策が「スマートファインダー」と「スマートアンサー」だ。スマートファインダーは絞込み検索に必要なキーワードを自動的に表示するもので、スマートアンサーは、URL を飛び越してユーザーが知りたい情報をダイレクトに提供する。ユーザーの検索意図を先読みするため、検索結果の URL を順番にクリックしていく作業は必要ない。

このような「キーワードと検索結果のマッチング」の他に、同社が重点を置いている機能が正式オープンと同時にリリースされた「My Ask」だ。この機能はユーザーが自分の検索結果から必要な情報だけをストックすることができるというもの。マッチングとパーソナライズを突き詰めていくことで、独自性を打ち出していく戦略だ。あくまでも良質な検索サービスありき、というのが同社の哲学である。

近年リリースラッシュとなっているローカル検索、デスクトップ検索についても「戦略的に必要ならやる。アクセサリー的なものは本当に必要なものだけ提供すればよい」というスタンスだ。他社が取り組んでいるからといって闇雲に追いかけたりはしない。

同社が追求するのは「インデックスのボリュームではなく、いかにユーザーが求めている情報を与えるか」(塩川氏)である。テクノロジーの進化と供給者側のプロダクトアウト的な発想によって置き去りにされつつあるユーザーに、価値ある情報だけを届けるヒューマンタッチな検索エンジンという立ち位置は、そのまま同社のキャラクターである「ジーブス(執事)」にも現れているのかもしれない。

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