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2005年3月14日 00:00

第二回アカデメディア「検索会議」:ビジネス動向編−「マイメディアとしてのサーチエンジン」

2005年3月5日、第二回アカデメディアはヤフー株式会社が協賛、テーマは「検索会議」だ。米 Yahoo!からもゲストを招き、「学生編」「ビジネス動向編」「技術動向編」の3本立てで開催された。

ビジネス動向編では、Yahoo!リスティング事業部検索企画室 室長 井上俊一氏が「マイメディアとしてのサーチエンジン」というテーマで Yahoo サーチについて語った。

井上氏によると、検索結果1位のキーワードの PV は、全体の0.19%に過ぎないそうだ。残り98%の PV は膨大な数の多様なキーワードに割り振られている。これは個々人の趣味の幅広さを示しており、人それぞれの検索結果は、万人向けの「マスメディア」に対して「マイメディア」と言えるものだ。

もっとも、Yahoo サーチもマイメディアとしての機能を100%提供しているわけではない。その理由について同氏は「ユーザーのフィードバックを得られない」「一方通行になってしまう」点などを挙げた。利用者のクエリーによってインデックスから検索結果が提供されるが、ここで終わってしまうのがサーチの問題点だそうだ。さらに利用者からのフィードバックが加わり、インデックスから My 検索結果が提供されなければマイメディアとしては完全ではないという。この課題をどう解決するか、ヤフーが重要視しているのはまさにこの点である。

だが、その問題を解決に導くのは意外にも「知恵袋」かもしれない。これはユーザーが質問を投げかけて、それに対する回答を別のユーザーが提供するという Web サーチとは対極のサービスだ。無償ながらも回答したいとするユーザーは多く、情報収集の手段として有用である。対極の2つのサービス、井上氏によると「そのいいとこどりが将来の鍵となるだろう」とのことだ。

リスティング事業部
検索企画室 室長
井上俊一氏


また、井上氏は、2月にスタートしたサービス「Yahoo!商品検索」についても紹介した。Yahoo!商品検索のインデックスは「Yahoo!ショッピング」の商品、「クロール」・「フィード」によって収集された外部サイトの商品に分けられる。クロールはロボットが商品を掲載しているサイトを自動的に収集するもので、フィードはユーザーがデータを直接インデックスに入力できるものだ。

このうちクロールについては、ユーザー側でちょっとした工夫ができるという。例えば「ページ構成を構造化する」「タイトル、説明、金額をわかりやすく」「1ページに1商品」など、これらを徹底することでロボットが理解しやすくなるそうだ。だが、同氏の薦める「ベストな方法」はフィードである。フィードを使うことで、Yahoo!商品検索は EC サイトの新たなプロモーションスペースとなる。

続いて、全員参加の会議が行われた。毎回恒例のこの会議は、主催者からある問題用紙が配られ、それに穴埋め式で答えながら1人1企画を考えるというもの。そして個人の企画を6人程度のグループ内でブラッシュアップして1つの企画を提出する。以下が今回の問題である。

2005年あなたは検索したあとの検索結果画面に表示する、新しいバナー広告を思いつきました。集客率が数倍にも増加するというそのバナー広告について以下のことを教えてください。

■サービスの概要
新しいバナー広告は、検索エンジンでの検索結果、そして今まで活用されていなかった (                  )という情報と連動することにより、今までのバナー広告にはなかった(             )という機能を実現することができた。その名も(           )。

■バナーのサンプル
以下にそのバナー広告のサンプルを図解してください。そのバナーがどういう機能を実現するかわかるようにお願いいたします。


約100個もの企画からヤフーが選んだ個人賞は「豆知識バナー」というものだった。これは「知恵袋」という情報と連動することにより、「検索結果に関連するクイズを表示する」バナーだ。井上氏は「キャッチーなクイズであることがポイント、答えが気になる」点と「キーワード関連であるところを評価した」そうだ。また、「ビジネス動向編の参加者は字がキレイだ」とも。

ちなみに会場投票でグループ賞に選ばれた企画は、「納税情報」と連動し「所得別にバナーを分ける」、「身の程を知れバナー」というものだった。こちらはいかにもアカデメディアらしいユニークな企画である。

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