Microsoft に対して新たな制裁、EC が示唆
著者: Clint Boulton オリジナル版を読む
▼2005年3月24日 00:00 付の記事
■海外internet.com発の記事
欧州連合 (EU) の欧州委員会 (EC) は、Microsoft (NASDAQ:MSFT) に対する新たな制裁として、従うまで1日あたり最大500万ドルの罰金を科す可能性が高まっていると明らかにした。EC は先日、サーバーコードを開示せよとの命令に、Microsoft が未だに従っていない疑いがあるとして警告を発したばかりだが、命令に従っていない分野がほかにも存在すると見ているからだ。
EU の広報担当 Jonathan Todd 氏によると、加盟国は、Microsoft 製ワープロソフトウェア『Word』のあるバージョンについて、備わっているべき機能の一部が欠けており、競合他社のソフトウェアとの互換性が十分でないと疑っている。
Word には、作成した文書に音声クリップや映像クリップをユーザーが組み入れ再生できる機能などがある。しかし、Microsoft は、メディアプレーヤー ソフトウェア『Windows Media Player』(WMP) を『Windows』OS にバンドルして以来、他社のメディアプレーヤー ソフトウェアと連係できる機能を削除してしまった。EC は昨年、これを競争の不当妨害と裁定し、同社に対して WMP のバンドルを外すとともに、他社製品との互換性を持たせるよう命令を出している。同社がこの命令に応じると、もっとも大きな恩恵を受けるのは、メディアソフトウェア分野における最大のライバル RealNetworks だ。
Todd 氏は、次のように語っている。「EC は、Microsoft の動きを監視し、WMP のバンドルを外した Windows について、(バンドル版に比べて) 魅力が少ないとか機能性が低いと思わせるような表現を、同社が使わないよう検証せねばならない。同社が、商業的にも技術的にも、そして契約上でも、同社がそうした表現を用いないよう確認する必要がある」
EU では、Microsoft が裁定に従って独占禁止法違反行為を止めているかどうか審査するために、超党派の評議会が同社を調査中だ。これに対して Microsoft が拒否権を求めていたが、Todd 氏によると、EU は同社の要求を却下したという。EU は Microsoft に書簡を送り、要求は受け入れられないと通告している。
|