Webビジネス 2005年3月28日 00:00

今年のパソコン出荷台数、前年比伸び率10%割れか

著者: Sean Michael Kerner  オリジナル版を読む
2005年3月28日 00:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

調査会社 IDC は23日、2005年に世界中で出荷されるパソコンの台数が、前回発表の予想を下回るとの見方を明らかにした。

同社が同日リリースした最新の季刊報告書『Worldwide Quarterly PC Tracker』によると、2005年のパソコン出荷台数は前年比9.7%増にとどまり、昨年11月リリースで予想した「10.1%増」に達しない見込みだという。

2005年出荷台数の新たな予測値「9.7%増」は、15%増だった2004年に比べ急減となる。12%増だった2003年と比べても伸び率が低い。IDC はこの減速傾向が2006年も続くと見て、2006年の前年比伸び率は8.6%増に落ちると予想している。

台数ベースで見ると、Worldwide Quarterly PC Tracker 最新版は、2005年に全世界で出荷されるパソコンが1億9540万台になると予想している。なお最近2年間の出荷台数実績は、2004年が1億7810万台、2003年が1億5480万台だった。来年以降について IDC は、2006年から2009年までの4年間の出荷台数が毎年、前年に比べて8%以上伸び続けると予想し、2006年は出荷台数が2億1220万台 (金額2090億ドル)、2009年は2億7300万台 (2450億ドル) になる見込みだと述べている。

「パソコン市場、とりわけ米国におけるコンシューマ向け分野の伸び悩みを心配する向きもあるが、2004年第4四半期はコンシューマ向け、企業向けとも需要が旺盛で市場はかなりの活況を呈した」と、Worldwide Quarterly PC Tracker 担当ディレクタ、Loren Loverde 氏は声明で述べている。「2005年の全体的な伸び率は2004年を下回るものの、わが社はポータブル市場および新興市場で好調が続くと見ている。今年は全世界の成長率が2桁を割る見込みだ。しかし、モバイル製品の普及拡大、旧型システムの買い換え、(より広範なユーザー層への) 普及の伸びなどといった長期的な成長要因が、2009年まで通して健全な成長を支えるだろう」

なお、IDC は米国市場における2005年のパソコン出荷台数について、前年比7.6%増にとどまると見ている。これは、2004年の10.6%増、2003年の10.8%増に続き、3年連続の伸び率下降を意味する。ただし、2006年については8.0%増に改善するというのが、同社の見方だ。

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